石垣、竹富で一時通信障害 空の便欠航、2600人に影響

搭乗手続きに長蛇の列ができ、窓際や出入口付近には座り込んでキャンセルを待つ乗客も見られた=1日午後、JTAカウンター前

 台風18号の影響で、石垣市と竹富町では9月30日夜から固定電話、携帯電話、インターネットが使えなくなる通信障害が発生した。10月1日午前に復旧したが、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)では台風通過の影響も加わって航空機の欠航が相次ぎ、キャンセル待ちの乗客で大混雑した。

 NTT西日本沖縄支店によると、通信障害は30日午後9時45分ごろ発生。台風による中継ケーブルの損傷が原因という。通信障害は1日午前8時55分ごろ復旧したが、2市町で加入電話など約8600回線、フレッツ光など約1万3500回線(うち、ひかり電話約7400回線)、専用線など約400回線に影響が出た。
 空港では1日▽台風の影響による30日の欠航▽空港施設同士の情報が遮断されていたことで離着陸できないための欠航▽手続き専用端末の使用不能―など、複数の要因が相まって朝から大混雑した。各航空会社は整理券を配布し、欠航の理由を説明したり、キャンセル待ちの乗客を出発便に合わせて順次案内するなど対応に追われた。
 欠航は日本トランスオーシャン航空で全6便(894人)、琉球エアコミューターで全4便(98人)、全日本空輸で全11便(約1600人)あり、計約2592人に影響が出た。
 先月28日から3泊4日のツアーに参加していた千葉県袖ケ浦市在住の前田健治さん(65)、匡子(きょうこ)さん(62)夫婦は午前10時台の羽田行きに乗るはずだったが、午後6時過ぎの便で那覇を経由し、羽田には午後8時前に向かうはめに。
 初の八重山旅行となった匡子さんは「無事に帰れそうだし、これも旅行の楽しみ」、健治さんは「台風だから仕方がないね。千葉はこの前の台風で停電など大変だった。森田健作千葉県知事も、台風の被害の多い石垣に学んでほしい」と話した。
 乗客の案内をしていた航空会社職員は「電話もインターネットもできない状況だった。衛星通信以外で、何かお客様に情報を伝える手段はないものか」と頭を悩ませた。
 気象庁によると、30日夜から石垣島地方気象台との通信に障害が発生。八重山地方のレーダーデータが利用できないため、解析雨量などの情報の精度低下が起きていたが、1日午前10時までに復旧した。

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