島の可能性 12分科会で論議 国内外から50人参加 サミットあす開幕

記者会見でアイランダーサミット開催をPRする中山市長ら関係者=1日午後、市役所

 世界3カ国の島々から有識者を招き、離島が抱える課題や将来性などを話し合う「アイランダーサミット石垣」(主催・石垣市)が3日から4日間、石垣市のフサキリゾートホテルで開かれる。国内外の約50人が参加し、さまざまなテーマを設定した12の分科会のほか、多彩な関連イベントも計画されている。

 参加する国外の離島は米国ハワイ州カウアイ郡、イタリアのサルディーニャ島セウーロ自治区、インドネシアのバリ島のグリーンスクール。
 3日の開会セレモニーは午後3時から開かれ、市新庁舎の設計を手掛けた建築家の隈研吾氏が「地球にやさしい人類社会の在り方を問う」と題して講演する。各国代表の有識者による発言もある。夕方にはレセプションパーティが開かれる。
 4日の分科会は「教育が育む島の次世代育成」「SDGS行政ミッション」「ジャウアイ、パリ、サルディーニャ、石垣島連携の先にあるもの」などがテーマ。各国の有識者のほか、一部の分科会には石垣島の高校生も参加する。6分科会はオンラインでの中継も予定。
 5日はハワイのフラダンスと八重山芸能の共演イベント「キニアロハフェスティバルイン石垣島」が午前11時から新栄公園で開かれる。旧離島桟橋では島の食材を使った食品などを販売する地産地消交流会が午後5時半から予定されている。石垣島の高校生が参加する「高大連携フォーラム」、伊野田海岸のビーチクリーンもある。6日は閉会セレモニーがある。
 1日、市役所で記者会見した中山義隆市長は「島の将来をみんなで考えたい」とサミットをPRした。

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