石垣市の姉妹都市、台湾蘇澳鎮(すおうちん)から小中学生30人と引率の教師らが2日、石垣入りした。市と毎年実施しているホームステイ交換事業の一環。4日間の日程で市の児童生徒と交流を深める。
市と蘇澳鎮の児童生徒は2016年から毎年、交互に訪問し、ホームステイを通じて異なる文化や生活習慣を経験している。6月には石垣市の児童生徒が蘇澳鎮を訪れていた。
この日は市役所で蘇澳鎮の児童生徒を迎えた歓迎セレモニーが開かれ、中山義隆市長が「台湾の皆さんに島の魅力を伝えたい。実りのある交流となることを期待する」とあいさつ。
受け入れ先を代表し、6月に台湾を訪れた名蔵中3年の江原野の花さんが「皆さんと会えるのを楽しみにしていた。今度は私たちが全力でおもてなしする」と述べた。
台湾側の児童生徒を代表し、台湾国民中学の黄心柔(ファン・シンロウ)さんが「貴重な体験ができる私たちは本当に幸せ。一度きりのかけがえのない思い出になると思う」と日本語で感謝した。
この日は市内ホテルでウェルカムパーティも開かれた。
一行は小学生10人、中学生20人。5日まで滞在し、ハーリー体験や白保でのシュノーケリング体験などを楽しむ。
当初は蘇澳鎮の李明哲鎮長も来島する予定だったが、1日に地元で港の橋が崩壊する事故があり、来島は中止された。