石垣から重量級に2頭 あす開催、総勢2頭 多良間島ピンダアース大会 たるまつ号 戦闘はやぶさ号

石垣から第19回多良間島ピンダアース大会に出場する「たるまつ号」(右)と親里会長、「戦闘はやぶさ号」(左)と宮國会長=3日午後、石垣市平得

 多良間島のヤギ生産振興・観光振興を目的とした雄ヤギの決闘大会「第19回多良間島ピンダアース大会」(主催・多良間村観光協会)が5日、開催される。石垣島からは市山羊生産組合会(宮國文雄組合会長)所属の「たるまつ号」(80㌔)と「戦闘はやぶさ号」(95㌔)の2頭が、いずれも重量級に出場する。入場・観戦無料。
 出場するヤギは総勢26頭。軽量級(40~55㌔未満)8頭、中量級(55~70㌔未満)10頭、重量級(70㌔以上)8頭の3階級別にトーナメント戦が行われる。石垣から出場する2頭以外は全て多良間島から出場する。
 たるまつ号は多良間島生まれ。生後4カ月から石垣で育てられた。2年前に石垣島で初試合を経験している。
 飼養者で、多良間郷友会の親里春教会長(60、登野城)は「4年ぶりの里帰り。故郷の人にも喜んでもらえるはず。初試合の時はまだ若かったから、今回はまず1勝を」と話した。
 現在3歳半の戦闘はやぶさ号は白保で生まれ育った。初代「はやぶさ号」の名を受け継ぐ2代目で、今回が初の「闘ヤギ」となる。
 飼養者の宮國会長(72、白保)は「初代はやぶさ号は大会でも2回戦止まり。2代目は大きな体型を生かし、今度こそ優勝旗を持ち帰りたい」と話した。
 大会は午前10時半から多良間村多目的広場で開会。「ピンダ」は多良間村の方言で「ヤギ」、「アース」は「合わす」を意味する。
 試合時間は4分間で延長なし。戦意喪失などによる「一本勝ち」や3人の審判員による「優勢勝ち」で勝敗を決する。
 石垣島からの出場は第14回と第16回の2度あり、第14回の中量級で運天辰民さんの「与那原建設号」(57㌔)が準優勝している。
 大会当日はヤギ決闘のほか、ヤギとの触れ合いコーナーや抽選会、ピンダ○×クイズも行われ、屋台コーナーも設置される。
 問い合わせは℡79・2828(多良間村観光協会)。

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