今月10日から茨城県で開催される第19回全国障がい者スポーツ大会(いきいき茨城ゆめ大会2019)のサッカー競技に沖縄選手団として八重山特別支援学校3年の翁長直樹(17)=平得=が出場する。昨年に続き2回目の出場で、ポジションはサイドバックとフォワード。
翁長は小学3年からサッカーを始め、八重山特別支援学校入学からは週2、3回、中庭や運動場で教員を相手に練習に取り組んできた。9月15日から2日間、県代表メンバーと合流し、練習試合も行った。
翁長は国体を前に「ボールを蹴ることが楽しい。ドリブルして股抜きが得意なのでまずは試合に出れるように頑張りたい」と話し、「チームのためにあきらめないで最後まで頑張る。ゴールを決めたいです」と力強く語った。
寄宿舎指導員の仲田一雲さんは「左のキック力は県の代表でもトップクラス。守備は1対1でスピード負けしない。限られた時間で直樹らしい活躍をして、全国大会で1点を取って来て欲しい」と期待した。
休み時間は動画配信サイトなどで海外サッカーの試合を見て気持ちを高めている。好きな選手はアルゼンチン代表のメッシ選手だという。