2019年度全国地域安全運動・八重山郡民大会(主催・八重山警察署、八重山地区防犯協会)と出発式が11日午後、石垣中学校体育館で開催され、出発式後、新栄公園を発着点に美崎町周辺で安全活動をアピールするパレードを行った。安全運動では▽子どもと女性の犯罪被害防止▽特殊詐欺の被害防止▽適正飲酒運動の推進▽歓楽街における環境浄化対策の推進▽万引きの防止―をPRしている。
八重山警察署の島尻重美署長は「自らの地域は自らで守る。安全運動を契機に、安心安全な社会の実現を」と呼び掛けた。
八重山市町会副会長の西大舛高旬竹富町長は「地域の関係機関と連携し、連帯の強化に努めたい」とあいさつした。
大会では小中高生から意見発表があり、真喜良小学校6年生の萩原愛さんは「目指すのは皆が笑顔でいられる街。地域の人と顔見知りになり、何かあった時に助け合える」と述べた。
石垣中学校3年の金成孝善(たかよし)君は自転車マナーや防犯意識の向上など、同校の取り組みを紹介した。
八重山高校2年の世持愛菜さんは「ケータイに絡んだ事件や事故が多い」と指摘。『いかのおすし(ついていかない・車にのらない・大声を出す・すぐ逃げる・何かあったら知らせる)』を実践し、犯罪から自分自身を守る」と強調した。
全国地域安全運動ポスター標語の入選者や防犯功労者が表彰された。表彰者は次の皆さん(敬称略)。
[県内入選者]
▽優秀賞=譜久嶺加歩(与那国中3年)▽佳作=冝保結奏(平真小4年)
[郡内入選者]
▽入選=前盛五希(平真小4年)、橋本茉奈穂(平真小4年)、崎元康之介、譜久嶺加歩(与那国中3年)、小嶺翼(与那国中1年)、崎原用希(与那国中3年)
[防犯功労者]
崎濵秀崇、上原晃子