コスタ・クルーズ社のマリオ・ザネッティ氏は17日午後、県庁に富川盛武副知事を表敬訪問した。同社は18日から、沖縄初となる那覇発着の豪華客船によるクルーズを開始する。寄港先には石垣島や宮古島、台湾の基隆が含まれる。
那覇発着のクルーズでは、コスタ・ネオロマンチカ(5・6万㌧、乗客定員1800人)が使われる。沖縄と台湾の間を数日間で巡るクルーズを計3回行う予定で、出発日はそれぞれ18、21、26日。
コスタ社はイタリアに本社を置くクルーズ会社で、マリオ氏は同社グループでアジア地域を統括する上海オフィスの代表。2015年には日本支社が設立され、横浜や神戸を発着地にした日本クルーズも多数手がかけている。
マリオ氏は「来年は那覇発のクルーズを10回に増やしたい」と述べ、拠点港として那覇港を重要視すると話した。また、富川氏が9月にロシアを訪問したことにも触れ、ロシア市場も重要視していると述べた。県とも協力したいと呼びかけた。