楽器の老朽化に悩む各学校の吹奏楽部や鼓笛隊などを支援しようと、石垣市は、ふるさと納税を楽器購入に充てる事業をスタートさせた。年度内に約2千万円を目標に寄付を呼び掛ける。18日、中山義隆市長が市役所で記者会見して発表した。
学校から楽器購入費を補助してほしいと要請を受けたことがきっかけ。楽器購入費が高額に上ることから、ふるさと納税を活用し、市内の全学校を支援対象とすることになった。
中山市長は「希望する学校に楽器や機材を購入し、子どもたちが全国大会などで活躍できるようにしたい」、石垣安志教育長は「新しい楽器を購入し、素晴らしい音色で演奏してほしい」と期待した。
18日からは、寄付を呼び掛ける動画を市、市教委ホームページ、市フェイスブック、ユーチューブにアップした。
ふるさと納税で寄付する際は、使途を指定できる。