県は21日午後、第57回技能五輪全国大会・第39回全国アビリンピックの選手団結団式を行った。愛知県で11月中旬に開催され、県内からは53人の選手が出場。八重山からは、アビリンピックのパソコンデータ入力競技に大城璃央さん(19)=沖縄ダイケン八重山支店=が出場する。
技能五輪は、青年技能者の技術向上と、技能に対する理解を広める目的で、アビリンピックは障害者の職業能力の向上と雇用促進を目的に、毎年、同会場で開催される。今回は沖縄県から、技能五輪14職種に39人、アビリンピック14種目に14人が、それぞれ参加する。2018年は沖縄県内で開催された。
結団式では、玉城デニー知事から両大会の選手代表に県旗が授与された。玉城知事は「時代を担う若い人材が、技能を通じて社会に貢献する生き方を学んでほしい」とエールを送った。
技能五輪選手代表の玉城仁千春さんは「技能の重要性をアピールできるよう一丸となり頑張ろう」と呼び掛けた。アビリンピック選手代表の赤平菜々美さんは「技能を生かし、優勝を勝ち取れるよう頑張ろう」と力を込めた。
結団式後、大城さんは「ミスをなくし、時間内に早く正確に(パソコンのキーボードを)打てるよう頑張りたい」と抱負を述べた。