監督「本当に頑張った」 選手の健闘に声詰まらせ 秋季九州地区高等学校野球大会

四回、大浜のセンター前ヒットで2塁からホームに還るが、惜しくもアウトに

 試合後、新里和久監督はミーティングを開き、部員らに「野球さえ良ければ良いという考えじゃなく、人として成長することが一番大事。成長して農林高校に来て良かったと思えるようにしてほしい。本当に頑張った」と激励し、声を詰まらせた。
 大浜圭人主将は「九州大会に来られたからといって満足して練習を疎かにせず、島に戻ったら反省も踏まえ練習に取り組もう。今日ホテルに帰ったら、今日の試合振り返りながら、少しずつ課題を話し合い、次の試合に向かおう」と呼び掛けた。

■ 監督一問一答
 ―今日の敗因は。
 序盤からヒットが出て良い形だったが、つなぎきれなかった。だが一番の敗因は、監督の私の指導力不足、子どもたちを落ち着かせることができなかったことなど。全ては自分が原因。子どもたちは最後まで全力で戦ってくれた。監督としてやり直す。
 ―サインミスもあったが。
 スクイズを待たせようと思っていたが、サードランナーが飛び出した。自分が確認してやるべきだった。
 ―九州大会を経験して。
 どんな時にも慌てないという心の強さなど、九州と沖縄の違いを感じさせられた。試合では何人かの部員の表情がこわばっていた。普段の学校生活、練習の中から意識しないといけない。石垣に戻ってからは、これまでと同じ行動をするのではなく、さらに上を目指してやってもらいたい。
 ―次に向けたチーム作りをどうするか。
 一からやり直すというよりは、学んできたことを考えとして留めながら、秋季大会でできなかったことを子どもたちに考えてもらい、どう練習し鍛えていくかを彼らに委ねながら、サポートしていきたい。

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