26日から2日間の日程で沖縄本島を訪問した衛藤晟一沖縄担当相は27日午後、那覇市内で報道陣の取材に応じた。「(北部訓練場の過半)約4000㌶と、嘉手納以南の500から1000㌶が返還される。沖縄の大きな転換期になる」と強調。沖縄の基地負担軽減は進んでいるとアピールした。
就任後、3回目となった今回の訪問で、本島北部を視察。各市町村長と面談し、各振興策の進ちょく状況を確認した。
本島北部の市町村長との面談には、名護市の渡具知武豊市長も参加。米軍普天間飛行場の辺野古移設については議論にならず、地域振興策が話題になったという。
恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)や、うるま市の沖縄ライフサイエンス研究センター、名護市の金融・IT産業等集積基盤等整備事業などを視察した。米軍の北部訓練場返還跡地も訪れ、周辺地域の世界自然遺産登録に期待を込めた。