市教委は、9~10月に実施したアンケート結果を報告。民法改正の影響を直接受ける市内の中学校3年生から高校2年までの生徒は1329人(回収率91%)から回答があり、1021人(76%)が現行の20歳での成人式が望ましいとの考えを示した。理由は「先輩と成人式を一緒にするのは嫌」「卒業後に成人式で再会するのが楽しみだが、在学中だと、その楽しみがない」「お酒が飲めないため実感がわかない」―などだった。
街頭調査と関係団体からは355人・団体(同62%)の回答があり、261人・団体(73%)が現行の形態維持を支持。理由は「大人の自覚がない」が際立って多かった。
意見交換では、18歳が成人式に参加することについて「成人の意識を持つには物足りなさがある」「家庭からの支出が増える」「成人式は酒もたばこも認めれてから」「進路も決まっていないのにお祝いムードにはなれない」などと否定的な意見が上がり、18歳の参加を容認する声はなかった。
意見交換に先立ち。石垣安志教育長が委員に委嘱状を交付。互選で議長に市自治公民館連絡協議会副会長の前盛氏を選任した。11月21日の次回会合で委員の意見を取りまとめ、市長に報告する。