石垣市の活力と創造性の結集を目的とした「第55回石垣島まつり2019」(主催・同実行委員会)が2日、新栄公園を主会場に開幕した。55回の節目を記念し、オープニングセレモニーでは清々しい秋晴れの下、市内7地域公民館の旗頭が初共演。出店やステージなどもにぎわった。八重山の産業まつりも市民会館中ホールで同時開催された。3日には総勢2000人余が行進する市民大パレードが午前11時、新川小学校前から出発する。
今年のオープニングセレモニーでは真栄里・白保・大浜・双葉・平得・川平・伊原間の7公民館が各旗頭を結集させ、まつりの継承に感謝し、地域の発展と親善・友好都市などとの交流を育むよう祈念した。
会場では出店、玩具・ゲーム、地産地消、福祉関係のカテゴリー別に計33の事業所が参加したほか、親善都市の愛知県岡崎市、友好都市の北海道稚内市、ゆかりの町の徳島県上板町、姉妹都市の台湾宜蘭縣蘇澳鎮(すおうちん)などの関係者が特産品を販売した。
ステージでは10団体のステージパフォーマンス、郷土芸能の夕べが行われた。
実行委員会会長の中山義隆市長は友好・親善・姉妹都市などの関係者を歓迎し、「参加者は創意工夫を発揮しまつりを盛り上げ、(来場者は)まつりを楽しんで」とあいさつした。
来賓祝辞として、髙橋敏彦北上市長は「すばらしい天候の下で、まつりが盛大に開催されることを心から慶び申し上げる」、蘇澳鎮の李明哲鎮長は「伝統文化の保存・継承に力を入れ、市民が一丸となって参加していると聞き、心から楽しみにしている」とそれぞれ述べた。
3日は市民大パレードのほか、午後5時10分からのステージライブでは来年末に解散を発表した「やなわらばー」や、BEGINの比嘉栄昇さんらが登場。午後8時45分のフィナーレでは打ち上げ花火とともに「メッセージ花火」もある。