日本トランスオーシャン航空㈱(JTA、青木紀将代表取締役社長)は2日午後、石垣島まつり会場の市民会館大ホールロビーで、木製コックピット模型「ミニレーター」を使ったパイロット体験を実施した。操縦桿(かん)を握った子どもたちはパイロット気分を味わった。
JTAのミニレーターはボーイング737―800型機のコックピットを再現。日本航空(JAL)から図面を借り、JTAの整備士10~15人が仕事の合間を使い、約1年かけて製作した。
大きさは実物の3分の2ほど。ディスプレイにはメーターなどが記されたフィルムの裏からLEDがあてられ、ボタンの配置やレバーの形状など、細かなところまで忠実に再現しているという。
コックピットに座った子どもたちは操縦桿を左右に回したり、手前に引いたり、スラストレバーを動かしたりして楽しんだ。
飛行機が大好きという新川小1年の嘉手川琉斗君(6)は「楽しかった。(操縦桿を)押したり、引いたりして(機体を)上にやった」と満足そうに話した。
JTA石垣空港所の次久前翼さん(34)は「飛行機の面白さやコックピットの構造を知ってもらい、1人でも多くパイロットになってくれれば」と話した。