れいわ じわり支持拡大 山本代表、石垣で政権に意欲

石垣市での集会で参加者の質問に答える山本代表=3日午後

 れいわ新選組が、石垣市でじわりと支持を拡大している。3日に市内ホテルで開いた対話集会には約200人が集まり、政治に無関心だった若者などの受け皿になりつつあることをうかがわせた。山本代表は消費税廃止や最低賃金1500円などの政策を掲げ「私たちが政権を取る以外にない」とボルテージを上げた。次期衆院選で野党結集の軸となる可能性が注目されており、今後の動向によっては自公など既成政党の脅威になりそうだ。
 山本代表は地方の支持拡大を図る「全国ツアー」第3弾として2日に沖縄入り。那覇市では街頭演説に臨み、当面は消費税率5%への引き下げを旗印に、野党結集を図る必要があると訴えた。

 石垣市で開かれた「おしゃべり集会」では、山本代表の「演説」はなく、会場を訪れた人との一問一答に約2時間をかけるスタイル。一角にキッズコーナーが設けられ、子育て中の人を中心に、若者の姿が目立った。過去の選挙で別の革新系政党を応援していたり「今まで政治に関心はなかった」と話す人も参加していた。
 山本代表は「現在は2議席なので、政権まで遠いような気がするが、少数会派でも主導権が握れるかも知れない」と意欲をのぞかせ「既に考えが固まっている人を説得するのは、はっきり言って時間のむだ。今まで興味がなかった人に語り掛けていくほうが広がりがある」と戦略の一端を明かした。
 「れいわ」の原動力は、タレント出身の山本代表が持つアピール力だ。弁舌が巧みで、この日も長時間の集会にもかかわらず、どの参加者の質問にもよどみなく答えた。存在感では他の野党党首らを圧倒しているように見える。
 次期衆院選で100人の擁立を宣言し、総額20億円の寄付を呼び掛けた。石垣島の次は与那国島、宮古島へ向かう。
 集会に参加した元市議の崎枝純夫氏は社大党の党員。しかし「国政選挙では『れいわ』を支持する」と断言した。「本気で政権を取ろうと動いているのは彼らしかない」と期待した。
 米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する「オール沖縄」の伸長に頭を悩ませる自公だが、新興勢力である「れいわ」の進出に対する表立った危機感は薄い。だが「れいわ」は、これまで自公が強かった離島でも支持拡大のきざしが見えており、油断すれば足元をすくわれかねない状況だ。

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