私は「イデオロギーよりアイデンティティ」という言葉を大切にしている。母の故郷である伊江島は、私のアイデンティティの始まった場所だ。
子どもの貧困の連鎖を断ち切るには、子どもが生まれる前から切れ目のないサポートをしなければいけない。子育て世代包括支援センターを全市町村に設置し、何の心配もない社会をつくる。
私が知事になったら、県民すべてを救う条例をしっかりつくりたい。一人も取り残さない玉城デニーのチムグクル県政をつくりたい。
そのためには経済だ。沖縄が日本経済のフロントランナーとして最前線に立ち、外資を呼び込み、クルーズ船を引っ張って、実のある観光立県・沖縄をつくる。そこで得られた収入を優しい沖縄社会の循環に回していく。
復帰50周年以降は、沖縄は自立している。決して沖縄独立論という話ではない。日本の中にあっても、アジアへ向かう最先端の場所として、経済、社会、福祉の大きな可能性をつくる。翁長知事の遺志をしっかり受け継ぎ、辺野古に新しい基地を造らせない。
新しい県政で万国津梁会議を立ち上げ、自治体外交を積極的に行う。力ではなく信頼で諸外国と結び合うことで日本がアジアの中で輝く地位を確保する。それを沖縄から示していこう。