児童の学習意欲が向上 上原小など県が読書活動を表彰

表彰式では、竹富町立上原小学校が表彰され、陶山さん(後列右)が賞状を受けとった=4日午後、県立図書館(八重山教育事務所提供)

 県は4日、今年度の沖縄県読書活動優秀実践表彰式を県立図書館で開き、竹富町立上原小学校など4つの教育機関と、3団体を表彰した。児童・生徒の読書を推進する活動を行った教育機関や団体が教育長表彰を受けた。県民に読書への関心と理解を深めることが目的。
 同小は、児童らが自分の呼んだ本を紹介する「ビブリオバトル」を6年前から実施。制限時間を3分に短縮し全学年で行っている。また、授業で使われた教材に関連する料理を給食に出すなど、児童の読書意欲を向上させる取り組みが実施している。近隣校との連携で資料を充実させ、読書や学習活動を支える環境づくりなどが評価された。
 表彰式に出席した図書司書の陶山由美さんは「ビブリオバトル」について、「紹介された本を借りるため、図書室を訪れる児童が増えた」と話し、取り組みの成果を強調した。
 表彰後に、筑波大学の鈴木佳苗准教授による「子どもの読書の意義」と題した講演もあった。

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