国立に向け練習励む 組踊「父子忠臣」など上演 石垣仲筋芸能保存会

練習に励む石垣仲筋芸能保存会の会員ら=14日夜、市中央運動公園屋内練習場トレーニングルーム

 24日に浦添市の国立劇場おきなわの大劇場で開催される民俗芸能公演、組踊「父子忠臣~竹富島仲筋村~」に向け、石垣仲筋芸能保存会(宮良英世会長)が練習に励んでいる。

 同会は10日から練習を開始し、15日までは結い心センターと市中央運動公園屋内練習場トレーニングルームで、17日からはみよし保育園で練習を行う。本番前日の23日に現地入りする。
 宮良会長は「国立劇場ということで、みんな手、口、足の誤りのないように練習している。本島にいる竹富郷友会の人はもちろん、多くの人の来場を」と期待した。
 組踊上演300周年の今年は、竹富島で五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を願って行われる国指定重要無形民俗文化財「種子取祭」で催される芸能の中から、仲筋村に伝わる組踊「父子忠臣」とあわせて、棒術や狂言「鬼捕り」が披露される。
 入場料は3200円。予約、問い合わせは国立劇場おきなわチケットカウンター℡098・871・3350。
 「父子忠臣」に出演するのは次の皆さん。
 ▽演者=東金城達三、大政司、請盛拓真、宇根大喜、宇根敬士郎、仲間光、宇根旦倫、宮良長和、請盛帆海、請盛竜典、金城一彦、平良喜作
 ▽地謡=宮良元保、佐事昇一、生盛孫賢、野原健、水野景敬、野原駆、加治工高夫

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