第71回沖縄県民体育大会・パワーリフティング競技が17日、那覇市の県立武道館で開催され、八重山から個人で出場したラインズフィットクラブの金城盛春(50)が、83㌔級マスターズ2でスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの計3種で615㌔の記録で優勝した。
公式記録にはならなかったが、マスターズ2のデッドリフト記録の250㌔を上回る280㌔を叩き出し、得点をけん引した。スクワットは180㌔、ベンチプレスは155㌔だった。
金城は「1カ月前にトレーニング中に右ひざと大胸筋をけがしての出場だった。年齢が年齢だけに予測できないけがが増えてきているので、無理しない範囲で記録を狙いたかった」と振り返り、3月に愛知県岡崎市で開催される全国大会の第24回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会に向け「緊張していないつもりでも体がこわばる可能性がある。気持ちと身体のコントロールのバランスを保ち、狙うは優勝」と力強く話した。
同大会で頑張る八重山郡から出場した他競技の選手に向けても「頑張ってほしい」とエールを送った。