ノンフィクション作家の河添恵子氏は17日夜、浦添産業支援センターで民主化を求める抗議デモが続く香港情勢をテーマに講演した。
日本のメディアが香港デモの詳細を報じていないとして「日本は『情報鎖国』だ。日本のメディアは『デモを止めてくれ』という声を多く報じるが、西欧社会はデモを応援している」と疑問視。「中国は21世紀のナチスであり『チャイナチ』であるという認識が世界で広がっている」と述べた。
中国が崩壊する可能性にも言及し「多くの企業が倒産し、米国のトランプ大統領が非常事態宣言を行えば、同国の企業は中国から出ていく」と予測した。中国国内で失業者が増え、難民化した中国人が沖縄の先島諸島に上陸する可能性にも触れた。
中国政府が人民解放軍を投入してデモを鎮圧した場合「次は通信が遮断され、報道ができなくなるだろう。人民解放軍が香港住民をめちゃくちゃにする可能性が非常に高い」と危機感を募らせた。
講演会は日本沖縄政策研究フォーラムが主催し、約150人が参加した。