障害のある学生の就職支援に役立てようと八重山青年会議所(JC、上地誠理事長)は20日、八重山特別支援学校で22日午前10時から同校で企業マッチング説明会を開催すると記者発表した。対象は八重山特別支援学校の中学部・高等部の生徒や保護者。企業にも広く参加を呼び掛けている。
第一部では就業・生活支援の講話や卒業生の就業体験などを聞く場が設けられるほか、第二部では7社による企業説明会が開かれる。ハローワークや八重山地区障がい者就業・生活支援センターどりいむも参加し、企業向けの相談を受け付ける。
八重山青年会議所の青少年健全育成委員会の新城永人委員長は「『広げよう自分の道』というスローガンにあるように広く活躍できる場を作りたい。説明会を機に参加できない企業にも活動を知ってもらい、障害者雇用を考えるきっかけにしてもらえれば」と意義を強調した。
八重山特別支援学校の古我知博樹校長は「就職に向けた生徒や保護者の意識を早い時期から考えることが出来る。インターンシップなどの就業体験などにも前向きにつなげてもらいたい」と期待した。
上地理事長は「(JCは)地域の課題解決に向け取り組んでいる。申し込みなどはないので障害を抱える学生の雇用を考えている企業にも気軽に参加してほしい」と理解を求めた。
同校は過去5年間で一般就労希望者が7割を超え、昨年は17人中10人が一般就労で就職している。