石垣市立大浜中学校創立70周年記念式典・祝賀会(主催・同校創立70周年記念事業期成会)が24日午後、同校体育館で開かれ、在学生や保護者、卒業生、教育関係者ら約600人が出席した。島仲信秀校長は「卒業生はこれまでに9450人を数え、県内外の各界へ雄飛して活躍している。後輩たちも諸先輩方へ続けと頑張っている」と強調。「急速に発展する予測困難な時代を逞(たくま)しく生き抜く人材育成に全力で取り組む」と誓った。
式典で同期成会の當山信佳会長は「今日は時代時代を振り返りながら、今後の発展を期したい」と述べた。
本原弘也PTA会長は「今年は新天皇が即位され元号も令和と改められた。新時代を担う子どもたちが大きな夢と希望の持てる教育環境の発展に果敢に取り組む」と決意した。
辻野愛瑠生徒会長は「大浜中414人の皆さん、先輩方が受け継ぎ築いてきた校風を守り、母校に誇りを持ち、社会の役に立てる立派な大人になれるよう学校生活を有意義に過ごそう」と呼び掛けた。
記念誌の表紙をデザインした前盛幹登君(1年)と記念誌一文字「薫」が選ばれた小波本陽菜さん(3年)への表彰と、学校に貢献した個人と企業への感謝状贈呈もあった。
同期成会は楽器や広報車、図書、旗頭などを学校側に寄贈し、式典では當山会長から島仲校長へ目録が手渡された。
3年生が大地讃頌を合唱したステージの両脇には「輝け・薫れ・奮え・大浜中」と訓校「自主・協同・進取」の文字が掲げられ、体育館後方には部活動などでの優勝旗・優勝カップ・盾が並べられた。
中山義隆市長(代読)、宮良永秀八重山教育事務所長、石垣安志市教育委員会教育長からの祝辞もあった。
祝賀会では吹奏楽部の演奏、期成会役員の赤馬節、郷土芸能部の舞踊、校区内各地区による余興、モーヤー、万歳三唱が行われた。