小児がんの治療などで髪を失った子どもたちのウィッグ(かつら)として利用してもらう「ヘアードネーション」の取り組みとして、県美容業生活衛生同業組合八重山支部(糸数宏美支部長)は25日午後、八重山ライオンズクラブ(東郷清龍会長)に髪の毛80束を贈呈した。
ライオンズクラブの前里和江さんは「八重山支部の全39店舗でヘアードネーションができるよう呼びかける。ぜひ美容室で『ヘアードネーションお願いします』と言ってもらえたらいい。髪の毛が16㌢以上あれば男性でも寄付できるので、高校を卒業する郷土芸能部員にも協力してもらえたらうれしい」と話した。
昨年の新聞報道を見て、個人で寄贈を思い立ったという国府方せい子さんは、八重山高校を卒業する郷土芸能部所属の娘・花梨さんの髪の毛を持参し「役に立てばいいねと家族で話をした」と笑顔を見せた。
協力したのは次の美容室。▽ヘアースタジオ「エイト」▽アトリエM▽エクセル美容室▽サロン・ド・キミコ▽サロンド・ローズ