友好の絆 深める機会に やいま村で「アロハフェスティバル」 市とハワイ・カウアイ郡姉妹都市議決55周年

クムフラによるワークショップでフラダンスを踊る参加者の皆さん=15日午後、石垣やいま村

 石垣市とハワイ・カウアイ郡の姉妹都市議決周年記念事業として15日、「KINIアロハフェスティバル」(主催・同実行委)が石垣やいま村で開かれ、主催者発表で約1500人が各団体によるフラダンスや郷土芸能のステージを楽しんだ。スペシャルゲストにはカウアイ島のクムフラ(フラの最高師範)、マカ・ヘロッドさんが登場し、ワークショップでは多数の愛好家らがマカさんの動きを熱心に見つめた。
 石垣市とカウアイ郡は1963年に姉妹都市を議決。99年に調印式を行った。
 開始に先立ち、午前10時からは記念植樹が行われ、カウアイ郡沖縄県人会のケント・ヤマウチ会長、実行委員会の兼島英樹委員長らがプルメリアの木を植樹した。

 開会式ではマカさんと宮鳥御嶽の神司・小川喜美江さんが互いに祈願の踊りを披露し、レイとクバの扇を記念品として交換。兼島委員長は「カウアイに石垣の気持ちを届けるフェスティバルに」、中山義隆石垣市長は「フラを通じてハワイの精神を感じてもらい、友好の絆を深める機会に」とあいさつした。
 開会式後はマカさんによるワークショップがあり、出演者の多くが参加し「クムフラ」の踊りを学んだ。
 愛知県から参加した早川小波さんは「本土に住んでいても、クムフラに直接習える機会は少ない。昨日は離島めぐりも満喫し、大変良い旅行になった」と喜んだ。
 午後1時からは各団体によるステージが始まり、愛知県1団体、本島2団体を含む12団体がフラダンスを披露した。琉球国祭り太鼓によるエイサー、八重山高校郷土芸能部による郷土芸能もあった。

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