第五回八重山デンサ節大会(主催・八重農沖縄みずほ会実行委員会)が11月30日夜、豊見城市で開催され、新城まやさん(18)=那覇市=が優勝した。新庄さんは祖父が作詞したデンサ節を感情豊かに歌い上げ、来年竹富町で開催されるデンサ節大会への出場も決めた。
デンサ節は、西表島上原の発祥とされる八重山を代表とする教訓歌。新城さんはデンサ節をたたえ、島言葉で歌い継ぐ喜びを歌った。大会後、「感情は複雑で言葉にできない。100%の力を出して歌えなかったが、優勝はうれしい」と話した。「夢は石垣のトゥバラーマ大会での優勝」と意気込んだ。
大会には最高齢85歳、最年少8歳の計24人が参加。国内だけでなく、アメリカやブラジルなど、国外からの参加者もいた。
大会では、浜元ひろみ舞踊研究所や八重山古典民謡保存会、八重山農林高校郷土芸能部と卒業生らが伝統芸能を披露。前回優勝者や審査委員も歌声を響かせた。
八重農郷土芸能部は、第43回全国高校総合文化祭の郷土芸能部門で文化庁長官賞を受賞。主催した八重農沖縄みずほ会は、本島在住者らで構成する同窓団体。入賞者は次の皆さん。▽準優勝・山城美帆(那覇市)▽3位・我如古誉幸(宜野湾市)▽審査委員特別賞・吉川忠男(浦添市)▽特別賞・金城ルッカス秀樹(ブラジル)、ゲスリソグ・マイヤ(アメリカ)▽奨励賞・比嘉愛未(南風原町)、末吉小春(南風原町)、冝間泰昭(竹富町)、山本千加子(大阪府)