2019年度県文化協会賞授賞式が1日、豊見城市立中央公民館で行われ、石垣佳彦さん(81)が功労賞、古謡部会(嵩本安意部会長)が団体賞を受賞したことを受け、4日、文化協会事務所で記者発表を行った。11月18日に行われた県文化功労者賞の登野城米子さん(八重山民俗舞踊保存会)と金城英晧さん(八重山古典民謡保存会)、県しまくとぅば普及功労者賞の石垣市文化協会の受賞と合わせて8日午前11時半から、南ぬ美ら花ホテルミヤヒラで合同祝賀会も開催する。
石垣さんは写真家として、長年に渡り市の移りゆく情景をフィルムに収め、写真文化の活性化に寄与。2000年には2週間をかけ石垣一周を足で歩いて撮影してきたとして「石垣島には簡単に説明できないほど自然が多い。現像していないフィルムを写真集にして発表したい」と意気込んだ。
嵩本さんは古謡部会長として古謡を採集、整理し記録に努めている。「なくなりつつある古謡を貴重な財産として整理、録音し後輩に残していきたい」と述べた。
県しまくとぅば普及功労者賞は市文化協会のスマムニ部会(黒島健部会長)が発表した絵本やスマムニかるたが評価されたという。
8日の祝賀会のチケットは文化協会まで。3千円。問い合わせは事務局℡0980・82・8419。