事業受注「官製談合だ」 自民、知事の会食問題追及 県議会一般質問

 県議会(新里米吉議長)は6日、11月定例会の本会議を開き、島袋大氏(自民)、末松文信氏(同)、座波一氏(同)、又吉清義氏(同)、西銘啓史郎氏(同)、花城大輔氏(同)、新垣新氏(同)が一般質問を行った。島袋氏は万国津梁会議の受注業者らと玉城デニー知事が会食した時の様子を撮影した写真に写る大学教授が、万国津梁会議の設置を提言したと主張。「(教授)本人が言っている」と述べ、同氏の影響で同会議が設置されたと推測した。玉城知事は「会議の設置は(同氏を含み)多くの人から提言を受けた」と反論した。
 新垣氏は、中国による沖縄近海の海底資源無許可採掘を問題視。国防の強化を沖縄が求めるべきと訴えた。

 末松氏は、万国津梁会議関連事業の予定価格と契約価格の一致や、契約上の不備などに言及。「会食(問題)の発覚後、事業を受託したNPOの重要人物が退職し行方不明になり、委員会の参考人招致も実現していない。参加を拒否している」と述べた。事前に打ち合わせされ、業務の受注者が決まったとし「官製談合の疑惑がある」と話した。
 花城氏は沖縄独立論について質問。玉城知事に独立論を否定する意思があるかと投げかけた。代わりに答弁した企画部の宮城力部長は「沖縄の有り様にはさまざまな意見があるが、県において独立について検討したことはない」と答えた。

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