カテゴリー:視点

  • 【視点】駐屯地開設 安全守る画期的一歩

     陸上自衛隊石垣駐屯地が16日発足した。八重山の島々と住民の安心安全を守る上で画期的な一歩であり、八重山住民として高く評価する。沖縄・八重山を取り巻く国際情勢の緊迫化を考えると、ここに至る歩みは遅すぎたほどだった。  …
  • 【視点】大震災12年 離島でも問われる覚悟

     東日本大震災からきょうで12年を迎える。あの日の衝撃の記憶はいまだに生々しいが、津波や地震といった災害への警戒感は、震災直後に比べ、どこか緩みつつあるようにも感じる。悲劇の記憶をどう継承していくかが課題だ。  201…
  • 【視点】防衛産業の活性化で成長を

     岸田文雄政権は2023年度から5年間で防衛費を43兆円に増額し、国内総生産(GDP)の2%規模とする方針だ。低迷が続く日本経済だが、政府の「巨額投資」を起爆剤に防衛関連産業を活性化させ、他産業への波及効果を含め、経済全…
  • 【視点】「有事」の不安 現実主義で対処を

     「戦争が起こるかも」という沖縄県民の不安が急激に高まっている。最近は新聞やテレビで「台湾有事」という言葉に接しない日はない。台湾は八重山と目と鼻の先にある。八重山住民が災害に備えるのと同じような気構えで、周辺有事の可能…
  • 【視点】イデオロギーより離島振興を

     玉城デニー知事は2023年度所信表明演説で「県経済と県民生活の再生」「子ども・若者・女性支援施策の充実」「辺野古新基地建設反対・米軍基地問題」の3点を重点的に取り組む大項目として掲げた。  八重山住民にとっての関心事…
  • 【視点】「UFO騒ぎ」では済まされない

     中国の偵察用気球が米国上空で発見され、バイデン大統領の命令で出動した米戦闘機が4日、南部サウスカロライナ州沖で気球を撃墜した。政府によると、日本でも2020年と21年に東北地方でこの気球と酷似した飛行物体が目撃されてい…
  • 【視点】市の尖閣調査 領土守る意義大

     石垣市が1月29、30の両日、尖閣諸島周辺で海洋調査を実施した。昨年に続く2回目の調査で、中山義隆市長、東海大の山田吉彦教授らが調査船に乗船した。  石垣市の調査は、尖閣諸島が日本の領土であり、石垣市の行政区域である…
  • 【視点】離島医療の人材難 早急に戦略を 

     八重山で人工透析医療を行っている3病院で医療従事者が不足し、新たな患者の受け入れが困難になっている。人工透析医療に限らず、離島の医療従事者確保は古くて新しい課題だ。八重山でも過去、たびたび専門医が不足したり、不在になっ…
  • 【視点】防衛強化、批判する相手が違う

     政府が進める防衛力強化に対し、玉城デニー知事の批判的な姿勢が目立っている。  反撃能力(敵基地攻撃能力)保有などを盛り込んだ政府の安全保障3文書改定を巡り、玉城知事は「詳細が明らかにされないまま閣議決定され、非常に残…
  • 【視点】自衛隊増強 県民守る最善策

     防衛省が沖縄の陸上自衛隊を増強する方向で検討している。尖閣諸島問題の緊迫化、台湾有事の可能性など、沖縄を取り巻く国際情勢を考えると妥当な判断だ。  県民からは米軍基地の縮小と負担軽減を求める声が強い。一方で沖縄が他国…
  • 【視点】対中 自由と人権訴える気骨を

    岸田文雄首相は17日、中国の習近平国家主席とタイで会談した。尖閣諸島(石垣市)周辺海域で中国艦船が領海侵入を繰り返している問題への懸念を表明。台湾海峡の平和と安定の重要性も強調した。 日中が首脳レベルで意思疎通を重ね、…
  • 日米連携 与那国でも強化を

     日米共同統合演習「キーンソード23」(10日~19日)の一環として、陸上自衛隊与那国駐屯地でも日米部隊間の連絡調整所設置訓練と、航空自衛隊輸送機による装備品輸送訓練が行われる。与那国駐屯地を米軍が使用するのは2016年…
  • 【視点】終焉見え始めた「オール沖縄」

     沖縄の「選挙イヤー」は自民・公明が知事選と参院選を落としたものの、7市長選を全勝して終わった。2014年知事選以来、沖縄政界を席巻してきた「オール沖縄」勢力だが、今年の主要選挙を見る限り、いよいよ終焉が見え始めたように…
  • 危うい「超大国」沖縄は対峙を

     中国共産党の第20回党大会で活動報告を行った習近平国家主席(党総書記)は、台湾統一に向け「武力行使の放棄は約束しない」と明言。会場の人民大会堂では、習氏の発言に呼応するように長い拍手が響いた。  8月には中国が台湾を…
  • 【視点】国葬欠席の判断は妥当か

    玉城デニー知事は27日に実施される安倍晋三元首相の国葬に参列しないと表明した。安倍氏死去後の7月11日、県庁に半旗を掲揚したことを挙げ「県としての弔意は既に示した」と説明。国葬の是非に関しても「厳しい世論があるのではない…
  • 【視点】コロナ沈静化 再流行に備えを

     沖縄の新型コロナウイルス感染状況が改善の傾向に向かっている。一時は沖縄本島の病床使用率が100%を超えるなど「医療崩壊」とも言われる事態に至ったが、ここへ来て新規感染者数が急減。休止していた一般外来を再開する病院も出る…
  • 【視点】平和外交には抑止力必要

     日本政府が2012年9月11日に石垣市の尖閣諸島を国有化してから今年で10年になった。中国政府は、国有化を口実に尖閣周辺海域への艦船派遣と領海侵入を常態化させたため、地元漁船の操業が日常的に妨害される深刻な状況となって…
  • 【視点】2期目も課題山積の玉城県政

     11日投開票の知事選は、午後8時の投票終了と同時に報道各社が一斉に現職、玉城デニー氏の当確を報じる「ゼロ打ち」で、あっけなく勝敗が決した。7月の参院選では玉城知事が推す現職と自公の新人が大接戦を演じたため、今選挙も玉城…
  • 【視点】知事選、しぼむ離島振興の議論

     多数の離島を抱える沖縄県にとって、離島振興は「一丁目一番地の課題」とされてきたが、いざ全県規模の選挙となると離島の存在感は一気にしぼむ。今回の知事選も基地問題や経済問題の陰に隠れ、3候補が離島振興を巡って熱く論戦してい…
  • 【視点】テロ行為容認の風潮許すな

     知事選の街頭演説をしていた自民、公明推薦の佐喜真淳氏に、女性が銃弾のようなものを投げつける事件が起きた。けが人はなく、女性はその場で取り押さえられた。  一報を聞き、とっさに先月の安倍晋三元首相銃撃事件を思い出した。…

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