カテゴリー:視点

  • 【視点】[石垣市長選]安全保障も論議活発

     石垣市は尖閣諸島を行政区域に抱え、陸上自衛隊配備計画も進められており、日本の安全保障に関わる重要な自治体と位置付けられている。市長選に出馬した新人の市議、砥板芳行氏と現職の中山義隆氏は、安全保障問題に関して対照的な政策…
  • 【視点】ウクライナ情勢、尖閣にも影響

     ロシアのプーチン大統領は、親ロシア派武装勢力が実効支配するウクライナ東部2地域の独立を承認し、平和維持を名目に軍を派遣する考えを示した。ウクライナの主権を無視した侵略行為であり、実力行使で国境線を変更する試みに等しい。…
  • 【視点】町長逮捕 公共事業の透明性確保を

    竹富町の西大舛高旬町長が官製談合防止法違反などの容疑で逮捕された。現職の首長逮捕は八重山では前例のない異常事態である。 容疑は公共事業の発注に伴う汚職であり、住民の行政に対する信頼が大きく揺らいでいる。今後の捜査の推移…
  • 【視点】異様な対中決議 問われる矜持

     衆院の「対中非難決議」を読み、その異様さに絶句した。中国の深刻な人権弾圧を非難しているはずなのに「中国」という文言が一度も出てこない。拳を振り上げる一方で、明らかに腰が引けているのだ。中国の人権も心配だが、それほど中国…
  • 【視点】感染最多 社会機能の維持優先に

    新型コロナウイルスのオミクロン株が八重山でも猛威を振るっている。感染発表数は1月30日、初めて100人を超え、111人に達した。1月の感染者数は過去最多だった「第5波」の昨年8月(613人)を大きく超え、900人を突破し…
  • 【視点】名護市長選 移設が「県益」に

     米軍普天間飛行場の移設先、名護市の市長選が23日投開票され、移設を進める岸田政権に支援された現職、渡具知武豊氏が移設反対の新人を破って再選を果たした。渡具知氏は移設の賛否に言及していないが、今後の移設作業進展に向け、再…
  • 【視点】沖縄の選挙イヤー幕開け

     沖縄の選挙イヤーが幕開けした。日本の外交や安全保障に影響する重要選挙が目白押しで、全国的な注目度も高い。地方の選挙は各自治体の事情に左右されがちだが、より広い視野で選挙の意義を考えてみることも必要だ。  米軍普天間飛…
  • 【視点】対中交渉は抑止力背景に

     日米両の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が8日、テレビ会議方式で開催された。覇権主義的な振る舞いが目立つ中国への懸念を共有し、日米同盟の強化を確認した。  尖閣諸島を抱え、台湾にも近い沖縄は文…
  • 【視点】「第6波」医療守るのが優先

     県内の新型コロナウイルス新規感染者数が1000人に達する勢いで、爆発的に増加している。八重山でも連日、二桁の新規感染者が確認され「第6波」到来の様相が鮮明になった。医療資源が限られた小さな島々で、医療崩壊を起こさぬよう…
  • 【視点】対中 沖縄は原則論主張を

     岸田文雄首相は24日、来年2月の中国・北京冬季五輪に政府代表団を派遣しない意向を示した。中国の人権侵害に抗議し、米国などが進めている「外交ボイコット」に事実上同調した。  しかし首相は、政府代表団派遣見送りが外交ボイ…
  • 【視点】年末年始 高まる「第6波」懸念

     新型コロナウイルス「第6波」が懸念される年末年始に入った。玉城デニー知事は27日の記者会見で、沖縄の感染状況について「流行の立ち上がり期にあると思われる」と言明した。  八重山では60日連続して新規感染者ゼロが続いて…
  • 【視点】 台湾有事発言 中国抗議は不当

    安倍晋三元首相が台湾のシンクタンクの招きに応じてオンラインで講演し「台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある」と述べた。これに対し中国は駐中国日本大使を呼び出して抗議し、報道官は「中国の譲れない一線に触れるものは…
  • 【視点】立憲 再出発には現実主義必要

     野党第一党である立憲民主党の新代表に泉健太氏が選出された。泉氏は壇上で「47歳の新しい船長が誕生いたしました」と若さをアピールし、党の「再出発」を強調した。40代の新代表がフレッシュなイメージを与えるのは確かだが、要は…
  • 【視点】3回目接種 体制づくり急務

     新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が国内で初確認された。感染再拡大に備え、政府や各自治体はワクチンの3回目接種に向けた体制づくりを急ぐ必要がある。  オミクロン株は従来株に比べ、感染力が強まり、ワクチン…
  • 【視点】「辺野古」政争の具いつまで

     玉城デニー知事は25日、米軍普天間飛行場の移設先である名護市辺野古沿岸部の軟弱地盤を改良するため、沖縄防衛局が申請した設計変更を認めないと表明した。国、県が新たな法廷闘争に突入することは必至の情勢だ。  玉城知事は設…
  • 【視点】立憲代表選 問われる党の軸足

    立憲民主党の代表選はきょう19日告示、30日投開票される。衆院選敗北の責任を取って辞意を表明した枝野幸男代表の後任選びで、現時点で泉健太政調会長(47)、逢坂誠二元首相補佐官(62)、西村智奈美元厚労副大臣(54)、小川…
  • 【視点】沖縄で重要性増す自衛隊

     沖縄では若い世代を中心に、自衛隊の活動に対する支持が広がっている。在沖米軍に対する県民感情が依然厳しい中、米軍の役割も肩代わりする形で、自衛隊は県民の命や財産を守る活動を拡大させる必要がある。  陸、海、空自衛隊の統…
  • 【視点】感染改善 経済再開の絶好機に

     全国の新型コロナウイルス感染が急速に下火になっており、沖縄も改善が著しい。検査での陰性証明やワクチン2回接種証明を活用しながら、経済を本格的に再開させるべき時期が到来しつつある。  緊急事態宣言の解除後、八重山でも市…
  • 【視点】陸自配備 衆院選結果も追い風に

     防衛省が石垣島で進める陸上自衛隊配備の是非も、衆院選で争点の一つとされた。  当選した自民党の西銘恒三郎氏は日本を取り巻く厳しい安全保障環境を指摘し、配備に賛成した。対立候補である立憲民主党の金城徹氏は「住民合意のな…
  • 【視点】衆院選で「オール沖縄」失速

     10月31日投開票された衆院選で、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄」勢力と自公は、4つの選挙区で2勝2敗となった。  「オール沖縄」勢力は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を旗印に、保革を糾合した政治勢力とし…

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