環境 海洋プラごみ製品化へ 石垣市 高校生、CFで資金募る 石垣島に大量に流れ着く海洋プラスチックごみを日用品などへ製品化する試みを、地元の高校生たちがスタートさせた。22日から、プラスチック廃棄物を破砕・再加工する機械の導入などに向け、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を立ち上げた。 2020/08/23
環境 SDGs未来都市に選定 石垣市、モデル事業展開へ 石垣市は21日、内閣府が公募する「SDGs(エスディジーズ)未来都市」「自治体SDGsモデル事業」に市の取り組みが選定された、と発表した。国の補助金を受け、国連の持続可能な開発目標SDGsの推進に向けた事業を展開することが可能になる。 2020/07/22
環境 宮良海岸で油流失 90㍑の40袋分回収 石垣海保などが作業 17日午前7時15分ごろ、宮良海岸で清掃作業を行っていた女性の夫から石垣海上保安部に「漂着したドラム缶から油が流れてリーフに流れ着いているのを見つけた」という通報があり、同保安部の職員が現場に急行して同8時ごろ油の流失を確認した。 同保安部の調べによると、ドラム缶は波打ち際から約10㍍付近の海岸にあり、これを中心に15㍍の範囲内に広がっていた。同9時ごろから同11時20分まで、同部職員や一般人… 2020/06/18
環境 全観光施設を閉鎖 観光客来島抑える狙い 石垣市 新型コロナウイルスの感染拡大で、石垣市の中山義隆市長は21日、市役所で記者会見し、川平公園など市の管理する市内11カ所の観光地を22日から5月6日まで全て閉鎖すると発表した。閉鎖によって観光客の石垣訪問を抑える狙いで「来島は厳に謹んでもらいたい」と改めて自粛を呼び掛けた。 県管理のバンナ公園は県に閉鎖を要請する。公園や体育施設は既に利用制限され、市内の屋外施設は全て閉鎖される。 閉鎖される石… 2020/04/22
環境 県蝶にオオゴマダラ 4月制定「自然守って」 県は4月1日付で「県蝶」を制定し、オオゴマダラを沖縄の新たなシンボルとする。オオゴマダラは、県内では既に石垣市や那覇市などの市蝶としても親しまれており、玉城デニー知事は27日の定例記者会見で「県蝶の制定を機に、沖縄独自の自然の豊かさへの理解を深め、自然環境を守り育てる意識の向上に努めたい」とアピールした。 県のシンボルとしては現在、県章、県花、県木、県鳥、県魚、県民の歌の6種類が制定されており… 2020/03/29
環境 西表島の観光客管理を 竹富町と船会社らが協定 国、県、竹富町と八重山観光フェリー、安栄観光、石垣ドリーム観光の船会社3社の計6者が27日、「世界自然遺産登録に向けた西表島の観光管理官民連携協定書」を結んだ。世界遺産登録を機に観光客が急に増えて自然に影響を与えないよう客数を管理する。 2020/03/28
環境 ヤマネコ基金 支出2回のみ 西表島 保護活動低調に 竹富町の西表島に生息する国の特別天然記念物イリオモテヤマネコを守る活動に充てる町の保護基金が基金設立以来、10年間で2度しか支出されていないことが分かった。基金の残高は企業や個人から寄付を受けて積み上がる一方、支出が低調で基金が生かされずに保護活動が不活発になり、「宝の持ち腐れ」の状態になっている。 町によると、基金の残高は2019年度末時点で859万円。10年度の基金設立以降、収入は企業や毎… 2020/03/21
環境 24日から産卵保護区設定 水産保護と回復目的で八重山漁協 八重山漁協(代表理事組合長・上原亀一)は24日から5月22日の約2カ月間、水産資源の保護と回復を目的にした産卵保護区を設定する。 期間中、保護区ではミーバイやクチナジなどさまざまな魚が産卵することが予想されるため、保護区内での漁業活動を禁止としている。また釣りやダイビング、スノーケリングなどの停泊の自粛を関係業者に呼び掛けている。 またサッコーミーバイ(和名・ナミハタ)の産卵群を守るため、産… 2020/03/20
環境 漂着ごみ3年連続増加 石垣市の処理費用、872万円 石垣市の海岸清掃による漂着ごみの処理費用が3年連続で増加している。2017年度の総事業費は638万円、18年度は645万円で今年度は872万円。体積にすると17年度に475立方㍍、18年度に567立方㍍、19年度に872立方㍍。この体積に水を入れると重さの単位は㌧になる。 漂着ごみの内訳は発砲スチロールとペットボトルが全体の5割。廃プラが2割、漁網や漁業用ブイ、ロープが2割、金属やガラスが1割… 2020/03/10
環境 海洋プラ問題の解決訴え 世界一周の調査船が初入国 石垣港 世界を一周しながら、各国で海洋プラスチックごみ問題の解決を訴えている調査船「レース・フォー・ウォーター」号が24日、日本に初入国し、石垣港に寄港している。28日までの石垣島滞在中、海水がどの程度汚染されているか調べるため、サンプルを採取。今後は本州に向かい、8月まで日本に滞在する予定。 同船はスイスに本部を置く「レース・フォー・ウォーター」財団が所有し、2017年、フランスから世界一周の航海を… 2020/02/26
環境 西表島が4分の1 県の漂着ごみ 25日の県議会代表質問で棚原憲実環境部長は、県全体で確認された約6900立方メートルの海岸漂着ごみのうち「西表島では全体の4分1を占める1700立方メートルのごみが確認された」と述べ、竹富町が西表島のNPOに委託する回収処理事業の費用9割を県が補助していると報告した。金城泰邦氏(公明)への答弁。 金城氏は「世界遺産登録を目指す西表島でごみ問題が深刻だ」と指摘した。 棚原部長は、国の補助制度を… 2020/02/26
環境 海域に幼生供給基地 サンゴ修復で事業計画案 石西礁湖再生協 八重山のサンゴ礁保全対策を官民で議論する「石西礁湖自然再生協議会」の第26回会合が16日、石垣市商工会館で開かれた。サンゴ群集の修復に向け、海域に幼生供給基地を整備することを盛り込んだ環境省沖縄奄美自然環境事務所の事業実施計画案を承認した。 同案では、過去の移植事業について、移植数や実施面積が限定的で「生態系の回復には至らなかった」と指摘。サンゴ礁の生態系を脅かす大規模なかく乱事態が発生しても… 2020/02/17
環境 観光客数目標の発表延期 クルーズ船入港中止相次ぐ 八重山ビジターズビューロー(YVB、会長・中山義隆石垣市長)は、2020年の入域観光客数の目標値を14日に発表する予定だったが、中国を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大している問題を受け、急きょ延期を決めた。外国人観光客の多くを運ぶクルーズ船の入港中止が相次いでおり「今後の観光への影響は、様子を見ないと何とも言えない」と困惑している。目標値をいつ発表するかは現時点で決まってはいない。 YVB… 2020/02/14
環境 観光客上限など設定 西表の管理基本計画案を承認 世界遺産連絡会議 来訪者管理の指標と基準値の設定や基本方針を盛り込んだ「持続可能な西表島のための来訪者管理基本計画(案)」が、先月30日に中野わいわいホールで行われた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び世界自然遺産候補地地域連絡会議」(主催・県)の2019年度第2回西表島部会で承認された。環境省は同計画を含めた追加情報を2月末までに国際自然保護連合(IUCN)に報告する。 基本方針は、▽西表島主導の来訪者管理体制… 2020/02/05
環境 外来種防除啓発で試み 石中で簡潔プログラム 自然環境事務所 環境省沖縄奄美自然環境事務所(東岡礼治所長)は23日午後、新たな試みとなる「侵略的外来種に関する簡潔型環境教育プログラム」を石垣中学校(宮良信浩校長)で行なった。3年1組(39人)の生徒が参加し、座学や、椅子取りゲームを応用した学びなどを通して外来種問題への認識を深めた。 同事務所はこれまで、「石垣島における侵略的外来種の防除に関する普及啓発業務」として、エコツーリズム・環境教育を行う「エコツ… 2020/01/24
環境 年間33万人に制限へ 県、西表島の観光客で方針 県は世界自然遺産登録候補地、西表島の入域観光客数の上限となる基準値を、2009年~18年までの10年間の平均値を基に、年間33万人に設定する方針を固めた。ピーク時には、島内で水道供給能力を基に試算された1日当たり1230人と設定。入域観光客数の急増の抑制、来訪時期の分散・平準化を図ることで、登録後に見込まれる更なるオーバーツーリズを抑制したい考え。 同方針は20日、西表島西部地区で行われた「西… 2020/01/24
環境 殺処分「涙が出た」 豚コレラ対応の自衛隊撤収 陸上自衛隊第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補)は20日、県の要請で8日から開始した豚コレラ(CSF)防疫支援の災害派遣任務を終了した。中村旅団長が県庁に玉城デニー知事を訪ね、撤収を報告した。玉城知事は「深く感謝申し上げます」と述べた。 陸自第15旅団の隷下部隊である第15高射特科連隊を中心に派遣部隊を構成し、20日までの13日間、延べ人数6500人の隊員が投入された。岐阜県と愛知県で発生した豚… 2020/01/21
環境 多発地点で事故防止PR カンムリワシ事故 児童ら交差点で横断幕 環境省沖縄奄美自然環境事務所(東岡礼治所長)などが19日午前、新たな試みとなる「カンムリワシ交通事故防止注意喚起活動」を、石垣市字桴海の県道79号線と87号線の交差点で実施した。同事務所のほか、カンムリワシ・リサーチ、市教育委員会、八重山警察署、西表石垣国立公園パークボランティア、近隣児童らの計20人ほどが参加し、事故多発地点でチラシや横断幕での事故防止をPRした。 カンムリワシの繁殖期と相ま… 2020/01/20
環境 空港、港湾で感染症警戒 来週春節、観光客増加も 国内外で人や家畜の感染症が発生していることを受け、離島の八重山でも関係機関が石垣空港や港湾で、水際の侵入防止に向けた警戒を強めている。中国、台湾、香港は25日の春節(旧正月)に合わせた大型連休が来週後半から始まり、八重山でも中華圏からの観光客が増加する可能性がある。 中国湖北省武漢市では新型肺炎の患者が相次いだ。新型肺炎の侵入を防止するため、那覇検疫所石垣出張所は空港や港湾で、入国者に発熱者が… 2020/01/18
環境 携帯アプリで予約決済 来月から那覇観光の実証実験 県と沖縄ツーリスト(OTS)、県ハイヤー・タクシー協会、ノボテル沖縄那覇は15日午前、県庁で記者会見し、スマートフォンのアプリで予約や決済を行い、那覇市内を周遊する新しい観光サービスの実証実験を2月1日から実施すると発表した。 那覇空港から那覇市内のホテル、首里城などの観光地を巡る。全国初の試みで、OTSが販売を担当。県ハイヤー・タクシー協会が運航する最大10人乗りの車両を使用する。 2020/01/16