一般 「与那国と関係深めたい」 有事避難先の佐賀県知事来島 台湾有事を見据えた政府の住民避難計画で、与那国町民約1700人の避難先となっている佐賀県の山口祥義知事が7日午後、与那国島を訪れ、町役場で糸数健一町長と面談した。山口氏は「国民保護に関わる避難計画だけでなく、今後両者の関係を深めたい」と期待し、糸数氏は「避難しなくて良かったというのがベストだが、万一に備えて準備しなくてはならない」と山口知事の来島に感謝した。 2025/04/08
一般 「愛される駐屯地目指す」 開設から2年、記念行事 陸上自衛隊 陸上自衛隊石垣駐屯地では3月30日、創立2周年記念行事が行われた。駐屯地と八重山防衛協会が共催し、来賓300人や隊員、その家族などが参加し、体育館で会食を楽しんだ。3団体4個人には事前に感謝状が贈られ、会食前に参加者に紹介された。人事異動で新しく赴任した幹部の紹介や登野城獅子保存会による安全祈願も行われた。行事の一部が報道陣に公開された。 2025/04/01
一般 オール沖縄崩壊の真実 八重山日報記者が著書 安保、県民への影響暴く 八重山日報社(沖縄県石垣市、宮里育江社長)の論説主幹を務める仲新城誠記者の著書「反日・反米・親中権力 オール沖縄 崩壊の真実」が4月18日刊行される。 著者は石垣島を拠点に、2014年、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」県政が成立した当時から取材を続けている。 同書では「オール沖縄」勢力が日本の安全保障を弱体化させ、イデオロギー優先の政治で県民生活の向上を阻害してきた… 2025/03/30
一般 「閉鎖は基地問題の解決拒否」 米事務所存続の署名提出 市民団体 沖縄県の米国ワシントン駐在事務所が問題を巡り、市民団体「ワシントン事務所の予算増額を求める会」メンバーが27日、県庁で記者会見し、駐在事務所の存続や予算増額に向けて街頭、オンラインで2964人の署名を集めた、と発表した。署名期間は23~27日。 メンバーは「米国に直接、基地被害を訴える事務所だが、手続き上の問題で閉鎖の危機に直面している」と指摘。「米国の法律にのっとって、何の違法もなく10年間… 2025/03/28
一般 特攻80年、平和誓う 伊舍堂隊を慰霊、実行委解散へ 沖縄戦を前にした1945年3月26日に石垣島から出撃した同島出身の伊舍堂用久中佐(当時24、戦死時大尉、二階級特進)や部下の特攻隊員の霊を慰める慰霊祭(同実行委員会主催)が26日午前、南ぬ浜町公園の顕彰碑前で行われた。関係者約100人が参列し、伊舍堂隊を含む全戦没者を慰霊した。実行委は特攻から80年となる今年の慰霊祭を最後に解散し、来年以降の慰霊祭は他団体に引き継ぐ意向。 2025/03/27
一般 「米事務所事業費ゼロに」 自民県議ら集会で訴え 沖縄県の米国ワシントン駐在事務所の閉鎖を求め、タレントの川満しぇんしぇー(川満聡さん)が代表を務める「県民の会」は23日、浦添産業振興センター結の街で集会を開いた。ビデオ出演した自民党の県議は、2025年度一般会計当初予算に県が盛り込んだ駐在事務所の活動事業費約3900万円をゼロにすべきとの考えを改めて示した。 県議は島袋大氏、仲里全孝、氏がビデオ出演した。島袋氏は「翁長雄志県政、玉城デニー県… 2025/03/25
一般 琉球人、飛鳥時代から交易 中国史書に尖閣諸島が出現 石井望氏 長崎純心大の石井望准教授が22日、那覇市の久米孔子廟内にある明倫堂で「日本と琉球国」をテーマに講演。日本の飛鳥時代に当たる中国・隋代の歴史を扱った「隋書」に尖閣諸島と思われる島の名前が出現することを紹介。琉球人がこの時代、既に東南アジアまで進出して交易を行っていた、と推測した。 石井氏によると「隋書」には610年、隋の将軍・陳稜が約1カ月かけて琉球に遠征後、商人による交易を装って琉球人をだまし… 2025/03/23
一般 閉鎖求め署名活動開始 県民の会、米事務所問題で 県米国ワシントン駐在事務所が株式会社だった問題で、同事務所の「閉鎖を求める県民の会」代表を務めるタレントの川満しぇんしぇー(川満聡さん)が21日、県庁で記者会見し、オンラインで署名活動を開始した、と発表した。署名活動は26日まで行い、27日に県と県議会に提出する予定。 川満さんは「今までは新聞を受け売りしていたが、新聞を鵜呑みにするのは危険だと知り、真実を求めるようになった。おかしいことはおか… 2025/03/22
一般 地域の観光客動向を可視化 宿泊地、滞在時間帯も把握可能に 「カルテ」がバージョンアップ OCVB 沖縄観光コンベンションビューロー(ОCVB、下地芳郎会長)は19日、来県した観光客の動向を市町村またはスポット別に分かりやすく可視化し、ウェブサイトで提供する「おきなわ観光地域カルテ」をバージョンアップした、と発表した。観光客数や、観光客がどの都道府県から来ているかなどのデータに加え、観光客の宿泊地や、スポット別に滞在している時間帯なども把握可能になった。「カルテ」は誰でも閲覧可能で、ОCVBは… 2025/03/20
一般 長射程ミサイル配備に反対 先島住民避難計画の中止も 政府が反撃能力を持つ長射程ミサイルの九州先行配備を検討しているとの報道を受け、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会の具志堅隆松共同代表らが18日、県庁で記者会見し、配備に反対する声明を発表した。有事の際、先島諸島の住民を九州に避難させる計画が進んでいることについて「長射程ミサイルが九州に配備されるなら、九州の住民が先に避難するかもしれない。現実的ではない」と避難計画の中止も求めた。 声明では「核・ミサイ… 2025/03/19
一般 「西表の海を永遠に」 日本一早い海びらき宣言 YVB 「日本最南端!八重山の海びらき2025in西表島」(主催・一般社団法人八重山ビジターズビューロー、YVB)が15日、竹富町西表島で開催された。この日はあいにく雨天のため海びらき祈願のみをトゥドゥマリ浜で執り行い、テープカットと初泳ぎは中止。他のプログラムは中野わいわいホールで行われた。YVB副会長の前泊正人竹富町長は「これまで八重山の海、自然環境を守りつないできた先人に感謝と敬意を表し、これから… 2025/03/15
一般 安慶田元副知事の聴取中止 公開の方法巡り折り合わず 調査検証委 沖縄県のワシントン駐在事務所が株式会社として設立されていた問題で、県の調査検証委員会(委員長・竹下勇夫弁護士)は11日、駐在事務所設立当時の副知事、安慶田光男氏から参考人としてヒアリングする予定だったが、中止した。会合を公開する方法に関して安慶田氏と折り合わなかった。安慶田氏は報道陣の取材に対し「マスコミを入れたから公開ということにはならない」と述べ、報道陣以外に一般県民や県議らの傍聴が認められ… 2025/03/11
一般 「国民から信頼される組織」 陸自新入隊15人を激励 「大震災見て志願」の声も 石垣駐屯地 2024年度自衛隊入隊・入校予定者激励会が9日、石垣駐屯地で開催された。八重山防衛協会、自衛隊家族会、隊友会などが主催。今年は15人の男女が陸上自衛隊に入隊する。 中村康男司令や来賓が新入隊員にエールを送った。 新隊員たちは今月末から沖縄本島を含む全国の部隊、教育機関で訓練を受ける。激励会では入場後、一人ずつ紹介された。 八重山防衛協会の米盛博明会長は「国際情勢は厳しい。国民は自衛隊に期待… 2025/03/11
一般 山田氏「尖閣防衛が有事抑止に」 「海洋保護区」化で国際監視提唱 東海大学海洋学部の山田吉彦教授は1日に石垣市で開いた同大学の沖縄地域研究センター研究報告会で台湾有事に言及し「尖閣諸島が取られない限り、台湾有事は起こらない」と主張した。日米の潜水艦の能力は圧倒的に中国と差があり、日米が東シナ海の制海権を持っている限り台湾有事は発生せず「むしろ尖閣をしっかり守ることはアジアで戦争を起こさないことにつながる」と尖閣海域の重要性を強調した。「八重山の海を守る~新たな… 2025/03/06
一般 八重山で流鏑馬神事 無病息災や国家安泰祈願 八重山流流鏑馬(やぶさめ)神事が1日午後、石垣市中央運動公園陸上競技場玄関前道路で開催された。流鏑馬の前には「蟇目(ひきめ)の儀」、「百々手(ももて)式」の神事が行われ、無病息災や国家安泰を祈願。流鏑馬では馬に乗って矢を射る「騎射」が次々に披露され、的に当たると会場からは大きな拍手が送られた。 流鏑馬では200㍍の区間に的を2つ用意し、疾走する馬上から的をめがけて矢を射った。流鏑馬は天下泰平、… 2025/03/02
一般 全港湾、自宅待機を回避 協会の要請受けて判断 海上自衛隊訓練支援艦くろべと、米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)の石垣港入港を受け、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が県内全域の港湾で検討していた26日午後からの自宅待機を回避した。港運事業者でつくる沖縄港湾協会が県、石垣市などに労働者の安全確保と、自衛隊と米軍に対して緊急時以外の港湾利用を自粛するよう要請したことを受けて判断した。県内各港湾では通常の荷役業務が行われた。 … 2025/02/27
一般 日米艦船が石垣入港 有事抑止へ存在感誇示 在日米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)と、海上自衛隊訓練支援艦くろべ(呉基地所属)が26日午前、石垣港に入港した。両艦は南ぬ浜町新港地区クルーズバース岸壁に接岸。28日まで同岸壁に停泊する。 2025/02/27
一般 艦船入港で自宅待機検討 全港湾、県内物流ストップも 石垣市長「業務行って」 米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)と、海上自衛隊訓練支援艦くろべの石垣港入港を巡り、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部は、「業務に関係ない通常とは異なる船が入る。安全を確保できない」として、県内全域の港湾で組合員の自宅待機を検討している。25日、関係者が取材に応じた。実際に自宅待機が行われた場合、県内全域で港湾の物流がストップする可能性がある。 2025/02/26
一般 「政治的思惑で拒否せず」 日米艦船寄港で石垣市長 米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)と、海上自衛隊訓練支援艦くろべが26日の石垣入港を申請している件で、石垣市の中山義隆市長は25日「安全性に問題なければ、政治的な思惑で拒否するのは良くない」と述べ、改めて入港を容認する考えを示した。記者懇談会で報道陣の質問に答えた。 入港の目的について中山市長は「通常入港で、休養や補給だと思う。安全性に問題がないので許可した」と説明した。市港湾課… 2025/02/26
一般 陸域からサンゴ保全考える 本島在住者が石垣でツアー 「石垣島のサンゴ礁白化現象を一緒に止める!島の海~畑~山でサンゴにやさしい取り組みを応援するボランティアツアー」(主催・沖縄県)が23日から3日間の日程で開催されている。離島が抱える困りごとを沖縄本島在住者と一緒に解決に向けて取り組み、観光より一歩深い島民との交流や島の関係人口を創出することを目的とした取り組み。今回のツアーでは3日間で陸域からサンゴ礁保全を考えるプログラムが用意された。 2025/02/25