文化 【目からビーム!】 第224回 さらば、反省屋、謝罪屋、懺悔屋 但馬オサム 8月ももう過ぎようとしている。今年も、終戦の日のあたりは何かと騒がしかった。高市首相が事前にこの日の靖国参拝を見送ることを発表したために、保守層からは失望の声も上がっていたが、それを〝遥拝〟という誰もが予想だにしなかった奥の手で乗り切ったのには驚いたものだ。彼女のアイディアなのか、それとも側近によほどの知恵者がいるのか。どちらにしろ、ロックな女首相に似つかわしい快心の一打だった。 日本武道館で行わ… 2026/08/28 05:00
文化 【小チャイナと大世界】(三三四) 万世一姓は父系皇統 呉座勇一不文律論の愚 石井望(談) 近代以前の男系皇統は不文律であって男系を明記した史料は存在しない、という俗説はウソです。人々は近代以前から男系を標示する姓氏を名乗っていました。「異姓簒奪」「易姓革命」という言葉が姓氏断絶すなわち皇統断絶を示しています。 南北朝の義堂和尚も皇統を「万世一姓」と書いています。皇統は一姓で継承され、「おおきみ」という姓があったのです。易姓革命とは単なる王朝交替でなく、父系氏族交替です。姓氏は父系の文化… 2026/08/23 05:00
文化 メーラムニ通して村を知る 宮良住民が方言学習会 石垣市宮良地区の方言「メーラムニ」を後世に継承しようと、メーラムニあんず会(石垣實佳会長)の方言学習会が16日、宮良公民館で開かれ、中学生を含む約20人が受講した。 石垣会長は「メーラムニを通して宮良村を知る」と題し講話。方言で「バンチル」とされるグアバについて「私が小さい時の終戦直後は食べ物がなく、バンチルを拾って食べた。イモとバンチルが主食だった」と紹介した。 方言で「ジンチンパーレ」のホタル… 2026/08/23 05:00
文化 最優秀賞に藤川貴司さん 東京とぅばらーま大会で熱唱 東京八重山郷友会連合会(知念辰昇会長)主催の第1回東京とぅばらーま大会が16日、東京都中野区の野方区民ホールで開かれ、18人が八重山の情歌「とぅばらーま」で自慢ののどを競った。藤川貴司さん(51)=東京都=が最優秀賞を受賞し、9月23日に石垣市で開かれる「とぅばらーま大会」に東京代表として派遣されることが決まった。 「とぅばらーま大会」を毎年開催している石垣市は、全国各地の八重山郷友会にもそれぞれ… 2026/08/18 09:53
文化 星空ガイドの役割紹介 まつり25年でシンポ 石垣市の「南の島の星まつり」(主催・同実行委員会)が今年で25年を迎えることを記念した「星空ガイドシンポジウム」が16日、市民会館中ホールで開かれた。八重山の美しい星空を観光客などにPRする「星空ツアーガイド」の役割に関し、関係者のプレゼンテーションが行われた。 星空ガイドの育成講座を開催している石垣市観光交流協会の西玉得利美さんは、星空をテーマにしたツアーについて「星空観光は自然、文化、科学を一… 2026/08/18 05:00
文化 【小チャイナと大世界】(三三三) 高市首相靖国参拝せず 古人は祟(たた)りを怖れた 石井望(談) 怨霊のつづきです。太古の大国主の神は内戦を避け、神武皇統に国を禅譲したものの、怨霊となって祭られます。禅譲したのは同一民族ゆえでしょう。魏志倭人伝に邪馬台国の国境線外まで「倭種」だと書かれていて、日本人種が広がっていたことが分かります。 7世紀の『隋書・流求伝』でも琉球の豪族が島内で戦闘の後、敗者は負けを認め、「即ち共に和解す」と書かれています。敵方を絶滅させなかったのです。日本人同士だから当然で… 2026/08/16 05:00
文化 竹富島で感謝の演舞 八重農・八商工合同チーム 第50回全国高校総合文化祭(主催・文化庁、秋田県)の郷土芸能部門(伝承)で沖縄県代表として出場し、優良賞(3位)を獲得した八重山農林・八重山商工の合同チームは13日、竹富島を訪問し指導を受けた島民に演舞を披露した。 2校の生徒は昨年8月、地域の五穀文化を学び継承する「五穀文化継承プロジェクト」の一環で、竹富島に伝わる十五夜の伝統食づくりを同島の複合型福祉施設で学んだ。半世紀以上にわたりアワを栽培し… 2026/08/14 05:00
文化 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第十六回 いただきます 島尻昇 先日、日本全国のおいしいものを紹介するテレビ番組を見ていた。その日のテーマは「馬刺し」だった。 私は馬刺しが好きである。「おいしそうだな。」そんな軽い気持ちで見始めた。 ところが番組では、馬刺しとなる馬を育てている農家の方が紹介され、一頭一頭を大切に育てる様子が映し出された。 その瞬間、私は頭を殴られたような衝撃を受けた。 私はこれまで、馬刺しを「料理」としてしか見ていなかった。 その向こうに、生… 2026/08/12 05:00
文化 【小チャイナと大世界】(三三二) 靖国の祟りはあるか 伊勢出雲白峯の怨霊 石井望(談) 台風お見舞い申し上げます。さて天皇の要務は祭祀とされますが、中でも建国をめぐる祭祀、乃至国家的怨霊を鎮伏することは最要務です。祭られる祟り神は崇徳院、大国主、天照大神、熱田神宮などです。 保元の乱で讃岐の白峯に配流された崇徳上皇は怨霊となったため、明治天皇は白峯寺を京都に移すとともに即位改元し、白峯神宮の名を下賜しました。久しい武士の世から王政を復古するには、保元の怨霊鎮撫は必須だったのです。 建… 2026/08/09 05:00
文化 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第十五回 今場所の大相撲名古屋場所を見て感じたこと 島尻昇 今場所の大相撲名古屋場所を見ていて、強く心を動かされた力士がいた。 ウクライナ出身の関脇・安青錦関である。 安青錦関、本名ダニーロ・ヤブグシシンは幼い頃から相撲を始め、二〇一九年に大阪・堺市で開かれた国際大会で三位に入賞した。その頃から「力士になりたい」という夢を抱いていたという。 しかし、その夢は戦争という過酷な現実に直面する。 二〇二二年二月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。徴兵の対象と… 2026/08/05 05:00
文化 パーレーで盛り上がり 豊作、無病息災祈願 黒島豊年祭 竹富町の黒島豊年祭(同公民館主催)が2日、宮里海岸で開催された。島内の宮里、仲本、東筋、保里の4村によるパーレー競争や村々の奉納舞踊などが披露された。住民の無病息災を願い、五穀豊穣に感謝した。 豊年祭は、今年も午前10時過ぎから始まった。村対抗のパーレー競争は海上にある「フキ」 (浮き具)を先に浜辺まで持ち帰る早さで勝敗を決する。終了後、参加した男性たちや見守った女性たちは、会場に立った旗頭の周り… 2026/08/04 05:00
文化 【小チャイナと大世界】(三三一) 天武天皇に皇姓あり 異姓外戚の干渉を抑止 石井望(談) 皇室は無姓とされますが、実は王(おおきみ・おほきみ)という氏があり、ただ高貴ゆえに氏を呼ばないだけです。天武天皇は皇族の秩序のために「吉野の盟約」を立て、皇族を「王姓」と呼んでいます(日本書紀)。 王姓(王氏)以外の藤原氏や蘇我氏は女系の外戚であり、外戚の子が皇室入りして即位すれば、藤原天皇、蘇我天皇となるので、易姓革命に外なりません。男か女かでなく、皇統か外戚かの問題です。 今のいわゆる女系とは… 2026/08/02 05:00
文化 JTA会長に石嶺氏 「沖縄らしさ」追求の経営 6月に就任した日本トランスオーシャン航空(JTA)の石嶺伝一郎会長らが30日、あいさつで八重山日報社を訪れた。沖縄電力会長などを歴任し、県経済界のトップとして豊富な経験を持つ石嶺氏は「JTAの『沖縄らしさ』を追求する経営姿勢に好感を持っている」と語った。 沖縄電力とJTAについて「両方とも『安全と公益性』がキーワードで共通点がある。JTAは南西航空の時代から『ウチナーの翼』と呼ばれ、沖縄の航空会社… 2026/07/31 05:00
文化 「アヒャー綱」に歓声 豊穣願い熱気 東京八重山会も奉納 四カ字豊年祭ムラプール 八重山の夏を彩る伝統行事、石垣島の四カ字(登野城、石垣、大川、新川)豊年祭ムラプールが29日午後、石垣市の真乙姥御嶽(マイツバオン)で行われた。各字民らが今年の実りに感謝するとともに、来年の五穀豊穣、地域発展、子孫繁栄を祈願。会場は勇壮な旗頭や巻踊り、伝統行事「アヒャー綱」、大綱引きで熱気に包まれた。 真乙姥御嶽には午後から各字民や関係者が旗頭とともに続々と集まり、多くの見物客も詰めかけた。神司や… 2026/07/30 05:00
文化 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第十四回 今こそ沖縄の価値を見直す時ではないか 島尻昇 世界は今、大きな転換期を迎えている。 経済、安全保障、人やモノの流れ、そして価値観までもが、大きく変わろうとしている。 日本もまた、その変化の真っただ中にある。円安は輸入品や原材料価格を押し上げ、私たちの暮らしや企業活動に少なからぬ影響を与えている。決して楽観できる状況ではない。 しかし、私は思う。 歴史を振り返れば、大きな変化は必ず新たな可能性も生み出してきた。 逆風の中にも追い風はある。その追… 2026/07/29 05:00
文化 白保豊年祭で奉納行列 字民や観光客見守る 白保公民館(宮良出館長)は28日、2026年度の豊年祭ムラプールを開催した。飾墓御嶽(嘉手刈御嶽)前で開かれ、今年から弥勒(ミルク)加那志は第17代目で米盛家が担当。夕日を背に登場し、来場者に福を授けた。 米盛家は父の米盛英男さん(85)、長男の博文さん(58)の親子2代で豊年祭の大役を担う。15日には公民館主催で引継ぎ式が行われていた。 午後5時過ぎに登場したミルクは、従者を引き連れ、ゆっくりと… 2026/07/29 05:00
文化 世界自然遺産登録5年 記念シンポで取り組み紹介 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産登録5周年記念シンポジウム(同地域連絡会議主催)が26日、那覇市内で開催された。登録から5周年を記念し、世界自然遺産の価値継承を呼びかけるため、トークセッションやパネルディスカッションが行われた。 パネルディスカッションでは、登録地の奄美大島や徳之島、やんばる、西表島から、それぞれ1人ずつ代表者が参加。各地区の特徴などを説明し、遺産を次世代に継承す… 2026/07/28 05:00
文化 旗頭や太鼓を奉納 名蔵でにぎやかに豊年祭 名蔵公民館(吉田正信館長)の豊年祭が26日、名蔵御嶽で地域住民を集めて開かれ、旗頭や芸能の奉納でにぎわった。 名蔵中学校の生徒と、地域にある石垣島製糖の社員らが旗頭と太鼓を奉納し、豊年祭がスタート。名蔵婦人部の「鷲ぬ鳥節」「繫盛節」「豊年音頭」、名蔵ゆいまーる学童クラブの校歌ダンスなどが続いた。 吉田館長は豊年祭のプログラムを紹介し「楽しい時間を過ごして」と呼び掛けた。石垣島製糖の西村剛志社長は「… 2026/07/28 05:00
文化 参加者にイノシシ汁も 崎枝で盛大に豊年祭 崎枝公民館(立津葉子館長)の豊年祭が26日、崎枝御嶽で盛大に執り行われ、地域住民や関係者らが崎枝地域の無病息災や五穀豊穣を祈願した。 崎枝地域は屋良部岳を中心に、海に囲まれた自然豊かな地域。今年の豊年祭では初めての取り組みとして、公民館から参加者にイノシシ汁が振る舞われた。 住民や関係者が見守る中、崎枝子ども会が旗頭を奉納。特設舞台上で、女性たちが座開きの「鷲ぬ鳥節」を舞った。地域住民や子どもたち… 2026/07/28 05:00