地域の水産業学ぶ 八島小 海ぶどう養殖場を見学

仲田さん(左)の解説を聞きながら、取り出された海ぶどうを興味深そうに見つめる児童ら=10日午前、八島町

 八島小学校(仲地秀将校長)の5年生39人が10日、社会科見学として、同校東側にある海ぶどう養殖施設を訪問し、漁業者から海ぶどうや養殖の方法について学んだ。

 同校5年生では社会科単元「水産業のさかんな地域」があり、「水産業に携わる人々の日々の工夫・努力を理解する」ことなどを狙いに、海ぶどう養殖施設の見学が実施された。
 この日は、八重山漁業協同組合海ぶどう生産部会の漁業者の協力を得て、漁業士の仲田森浩さんが実際に行なっている養殖の方法などについて解説した。
 児童らはハウス内にある養殖専用プールの前に立ち、夏場と冬場の水温の変化による生育日数の違いや海水や空気を送り出す専用プールの仕組みなどについて、メモを取りながら熱心に聞き入った。
 解説中、プール内の海ぶどうが取り出され、生育の変化などを目の当たりにした児童らは「おー!」と歓声を上げていた。
 上原らなさんは「事前にインターネットで調べていたけど、ネットでは分からない育て方や育ち方を知って、海ぶどうをもっと美味しく味わえそう」と実感。
 海ぶどうが大好きな大工涼音(さやね)さんと平良樹暉(たつき)君は「いっぱい勉強して海ぶどうを作れるように頑張りたい」、「年間で2㌧ぐらい取れるということが一番ビックリした」とそれぞれ振り返った。

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