「保守名乗らないで」 玉城知事に自民反発 県議会一般質問

 22日の県議会一般質問で、玉城デニー知事が自らの政治的スタンスを「保守中道」と称していることに対し、自民党の県議から「保守という言葉を使わないでほしい」と反発する声が相次いだ。玉城氏が保守を名乗りながら、現実には革新リベラル勢力に支えられている矛盾を突いた。

 新垣新氏は「本当の保守は、歴史、伝統、文化を守り、国防をしっかり行う」と指摘。玉城氏が宮古島市、石垣市の市長選で自衛隊配備に反対した候補を支援したことに疑問を呈した。照屋守之氏は「私は、知事は革新だと思っていた。ふだんの行動はすべて革新だ」と疑問視した。
 座喜味一幸氏は「知事の支持団体は反基地、反安保、反自衛隊だ」と述べた上で、尖閣諸島問題について「こと領土領海、島を守ることは党派を超え、イデオロギーを超え、明確なメッセージを送らないといけない」と、陸自配備に慎重な知事の言動に苛立ちを示した。
 玉城知事は「私自身は保守中道を自分の考え方だと信じ、日米安保、専守防衛としての自衛隊を憲法の範囲内で認めている」と応じ、自らの立ち位置として、改めて「保守中道」をアピールした。

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