子どもに冒険と体験を さらなる発展願う 発団15周年 ボーイスカウト石垣第1団

優秀スカウトとして表彰された吉田君(右)と大前さん=15日午前、石垣青少年の家大研修室

 日本ボーイスカウト沖縄県連盟石垣第1団(我喜屋隆団委員長)の「発団15周年記念式」が15日、県立石垣青少年の家大研修室で開かれた。スカウト12人とその保護者、関係団体の役員らが参加し、同団のさらなる発展を願った。我喜屋団委員長は協力団体に感謝し、「多くの方のご協力のお陰で成り立っている。全国でボーイスカウトは減っているが、第1団は素晴らしい活動をしている。これからも広めていきたい」と強調した。

 優秀スカウトとして吉田向希(こうき)君(17)と大前夢生(ゆい)さん(15)が表彰。スカウト代表あいさつとして吉田君は「入団した6年前から今日まで多くの貴重な体験ができた。多くの方々のお陰で活動が有意義になっている。感謝の気持ちを忘れず、楽しみながら頑張っていきたい」と話した。
 15周年を記念して、オオゴマダラの羽根に石垣島とみんさー織のシルエットを描き、オレンジのネッカチーフで囲んだワッペンも、デザインを考案した子らにより披露された。
 ボーイスカウトOBの石垣佳彦さん(81)は当時の観音堂での清掃奉仕や石垣島製糖工場見学などの写真を寄贈し、「私の時代は何にもなかったから、冒険して体験しながら身につけた。人は生きている間に体を鍛えて、良いことをしていくのが大切」とエールを贈った。
 式では台風19号の被災者に対する黙とう、国旗儀礼、連盟歌斉唱、感謝状贈呈と活動継続表彰、宮里博史県連盟理事長らのあいさつもあった。
 同団は当初、子どもの居場所作りのため2004年12月25日に発団。ボランティア清掃、各種募金活動などを柱として展開してきた。15周年記念誌は記念式の様子も盛り込み、後日発行される。
 感謝状と活動継続賞の受章者は次の皆さん。
 【感謝状】
 ▽八重山ライオンズクラブ(東郷清龍会長)、石垣青少年の家(宇保安博所長)、石垣第1団前育成会長・下地豊、同前育成会会計・下地まなみ、同前副団委員長・羽場ユウ子、同前事務局・山城祐子
 【活動継続賞】
 ▽カブ隊=浦添昴、河野ルイ、富本日和、中島小百合
 ▽ボーイ隊=小池正竜、富本和心、中島優樹、西本涼、大前夢生
 ▽ベンチャー隊=西里昌高、丸山航輝、吉田向希

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