竹富町は9日、65歳以上の町民を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種日程を発表した。接種は5月8日の竹富島を皮切りに、町内6地区で順次進められ、7月18日に完了する予定。同町の高齢者は約千人。八重山3市町で集団接種の日程が決まるのは初めて。
町は町民に対する予診票の送付を9日から開始した。接種を受けるには予約が必要で、送付された予診票に必要事項を記入し「お薬手帳」とともに予約会場に提出する。各地域で予約日を指定し、予約会場を設置する予定。予約できなかった場合は、後日、65歳未満の住民とともに接種することになる。
接種日は竹富島、黒島で1日、西表西部で3日、西表島東部、小浜島、波照間で2日設けられている。接種は2回必要で、2回目の接種は3週間後、5月29日の竹富島を皮切りに始まる。
町の担当者は「副反応が起きた場合のバックアップ体制も整えた。島民には安心して接種してほしい」と呼び掛けた。