与那国町長選 予定候補者3氏に聞く

8月3日告示、8日投開票の与那国町長選で、八重山日報社は27日時点で立候補を表明している前西原武三氏(67)=自民党公認=、糸数健一氏(67)=無所属=、池間龍一氏(70)=無所属=の3氏に立候補の動機、今選挙の争点、町長就任後のまちづくりなどについてインタビューした。

▽前西原武三氏 農水産業の振興に意欲 外間町政の成果を継承
昨年9月に現町長から次期町長選辞退の申し出があり、与党議員とも話し、出馬の意向を固めた。外間守吉町政を継承し、将来子どもたちが住んで良かったと思える島を目指したい。
島の振興、特に耕作放棄地が多く、田原、水田の放棄地の問題を解消していきたい。地下ダムも進め、畜産も小規模農家が多いため、法人化し、ハーベスターなどの機械導入に向けて協力していきたい。漁民のために古くなった製氷機の導入も支援したい。コロナ禍で魚の値段が上がらず、漁民に対しても協力していきたい。
子育て支援の拡充。子どもや親が集まれるキッズランド、集会所のようなものを作りたい。給食費無料、修学旅行無料は継続していく。図書館を作ることも検討したい。給食センター建設を進めていきたい。高齢者福祉として健康づくりにも取り組む。任意の予防接種として、おたふくかぜやインフルエンザ対策もやっていきたい。
人口減少に歯止めをかけるため、Iターン・Uターンの住まいを作り、空き家が目立つので地主と話し、建物を作っていく。一定期間、家賃を払い続けた人に住宅の払い下げができるような仕組みを検討する。観光施設にはトイレ、比川地区には公園を作りたい。
外間町政は大いに評価する。軟水化の問題、ゴミ処理の問題、数多くのことをやってこられ、4期をともに町民生活の向上のためにやってきた。離島の中でも特に力を発揮し、成果を町民に還元してくれた。

▽糸数健一氏 「再生」「創生」で島の発展を 町民の所得向上目指す
与那国町民を豊かにしたい。新しい仕事の創出により町経済全体のパイを拡大し、町民の所得アップにつなげたい。政治の責任で与那国を再生する。地方創生の努力で島の発展につなげていく。基盤整備をスピード感を持ってダイナミックに展開したい。
農業でいえば、畜産基地事業による水道工事を見直し、地下ダムの問題、散水車の確保など、畜産農家を応援したい。零細農家が共同で使えるコントラクター方式の大型農業機械導入による支援で、経営拡大の推進を図りたい。
生産者の人材確保には農業大、農業水産高校と提携し、農漁民への栽培技術指導や後継者の確保に取り組む。優先順位を決めて取り組んでいく。
役場の職場環境を第一に整え、明るい職場を取り戻し、気持ちよく仕事できる、すぐになんでも相談に乗ってもらえるような町民第一のサービスを目指したい。
少子高齢化が進む中で与那国診療所、地域医療振興にも今以上に力を入れていくべきと考える。最新機器の導入や特別養護老人ホームの保護など、高齢者が安心して暮らせる福祉のまちづくりを行っていきたい。ルーキーママの集える場所を提供し、子育てに奮闘するママさんを孤立させない仕組みを作りたい。医療費、お産に係る費用補助も進めたい。
与那国町はまったなしの状況。これ以上島の発展を遅らせてはいけない。与那国の持つポテンシャルを最大限に活かしていきたい。

▽池間龍一氏 島内企業の体力強化を 地産地消、6次産業化推進
長期政権の偏りをなくし、バランスの取れた町政運営を目指したい。疲弊する一次産業を支え、地産地消の定着と食の100%自給を目指したい。食糧問題、SDGs、温室効果ガス削減等の目標年度である2030年に向けて、どのような街づくりが必要かを提案したい。子や孫に食料を安定して供給できる自然を残すために「エコで、ロハスで、スローなまちづくり」を目指したい。自然に負担をかけない生き方を推進していきたい。
経済振興は役場が主導権を取るのではなく、商工会、観光協会の活動を活発にし、町との連携を密にすることで、島内企業の体力の強化を図る。6次産業化を推進し、農林水産業の再生を図りたい。
土地改良はどう生産者を作るかが議論されていない。自然が好き、モノづくりが好きで、安全でおいしいものを提供したいという使命感のある人を育てていきたい。空き地を家庭菜園や畑を貸し出すサービスも実現し、生産者にとっての魅力を作っていきたい。
介護職員の確保、収容キャパシティの拡大、親の介護などを必要とする世代が増えている。介護職の人たちの待遇を改善し、マンパワーを確保できる状況にしないといけない。ショートステイや様々なサービスを提供できるようにしていきたい。
役場の仕事は住民に安心安全を提供すること。島内の火葬場の建設に向け取り組み、ゆりかごから墓場まで与那国で安心して暮らせる与那国町を目指したい。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る