竹富町 2月5日から3回目接種 最短6カ月間隔に前倒し

竹富町は、新型コロナウイルスワクチンの3回目集団接種を2月5日から開始する方針を固めた。政府は64歳以下の接種間隔を2回目終了から7カ月とする方針だが、町は小規模離島の医療体制が脆弱であることを踏まえ、接種日程を前倒しし、最短6カ月間隔の接種を認めた。西表西部以外は65歳以上の高齢者と若年者を区別せず、島ごとの全住民一斉接種となる。
3回目接種は2月5日の黒島を皮切りに、西表西部(65歳以上)、船浮・南風見苑・鳩間、竹富、小浜、西表東部、西表西部(64歳以下)、波照間の順に行われる。町は各地区での行事などのスケジュールを考慮し、接種日程を決めた。島によっては2回目接種からの間隔が6カ月となる。
町健康づくり課によると、6カ月間隔の接種は町内の医療体制などを考慮し、県との協議で決まった。県が確保するファイザー製ワクチンの使用期限が4月に切れることもあり、ワクチン有効利用の観点からも接種日程の前倒しが容認されたという。
接種対象者は18歳以上で2回目接種を終えた2850人。町は今後、接種券と予診票を郵送する。接種を受けるには予約が必要で、予約を受け付ける会場と日時は接種券に個別に記載される。
2回の接種を済ませていない人も集団接種会場で接種を受けられるが、以前に届いた接種券を持参する必要がある。接種券を紛失した場合は事前に町に申請し、再発行を受けられる。
接種作業には八重山地区医師会、県医師会の協力を受ける予定で、現在、町と両医師会で調整を進めている。
町内では11日から3日連続で感染者が確認されるなど、感染再拡大の兆しが見え始めている。同課の担当者は「接種は任意だが、さまざまな場所で接種済み証明や陰性証明が求められるようになり、接種の必要性は高まっている。一人でも多く打ってほしい」と呼び掛けた。
同課によると、接種対象者に対する2回目接種率は78・5%(昨年12月末現在)。

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