第十一管区海上保安本部によると2日午前0時52分ごろから、石垣市の尖閣諸島周辺海域で中国海警局の艦船「海警2305」「海警2302」の2隻が領海侵入し、周辺を航行する日本漁船1隻に独自の主張をしながら接近しようとしている。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは今年21日目。
海保は中国艦船の動きについて「このような活動は国際法違反」としている。
漁船には1人が乗船し、魚釣島周辺の領海内で操業している。海保が周辺に巡視船を配備して中国艦船の接近を阻止し、漁船の安全を確保している。
領海外側の接続水域では「海警2301」「海警2501」も航行しており、中国艦船4隻はいずれも機関砲を搭載している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは257日連続で、過去最長を更新した。