石垣市長選に立候補する前職の中山義隆氏(58)=自民、公明推薦=の総決起大会が8日夜、市民会館大ホールで開催された。中山氏は4期15年の実績を説明し、「(私は行政課題の)解決策をすぐに出せる」とアピール。石垣の将来を見据えた政策を仕上げて「次にバトンタッチをするのが役目」と強調。市議補選に立候補する新里裕樹氏と共に支持を呼びかけた。
平良聡後援会長は中山氏が実現した政策を列挙。「石垣には経験と信頼あるリーダーが必要。再び中山氏に託そう」と訴えた。
自民党石垣市支部長の大浜一郎県議は7日に行われた市長選のJC討論会に欠席した相手候補を批判。「市長選で政策が議論できない。筋が通らない候補。負けられない」と述べ、中山氏への支持を求めた。
自公両党から中山氏への推薦状交付も行われ、マイクを握った自民沖縄県連の座波一幹事長は「中山氏を支え、自公連携で来年の県知事も頑張りたい」、公明党八重山連合の平良秀之支部長は「公明と中山氏で物価高対策や社会保障の整備、平和行政を進めたい」と、それぞれ中山氏に期待した。
石垣市と尖閣調査を進めてきた山田吉彦参院議員(国民民主)は「市民が安全に暮らせる島にできる中山氏の安全保障は現実論だ」と評価し支持を表明。
新里氏は「中山氏と共に当選し『世界一幸せあふれる石垣』をつくる」と宣言。最後はガンバロー三唱で気勢を上げた。