災害時の〝リアル〟語る 防災講演で根来、阿部氏 石垣市

石垣市防災講演会が開かれた=7日夜、石垣市民会館中ホール

 「全市民が防災プロフェッショナル」をテーマにした2018年度石垣市防災講演会が7日夜、石垣市民会館中ホールで開かれ、公益財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団交流課長の根来全功氏、南三陸ホテル観洋の女将、阿部憲子氏が災害時のリアルな現場を語った。

 講演会は2部構成で実施。根来は「災害対策においてあれわれが直面している課題」と題して講演した。
 同氏は災害時の外国人支援について、「語学力はそれほど必要でない。日本語しかわからなくても、できることはたくさんある」と説明。
 やさしい日本語の作り方として、▽言葉と言葉の間隔を開ける(特に書く場合)▽文章を短くする▽守護や目的語を省略しない▽擬音語、擬態語を使わない―などを紹介。「災害が起こった際に優しい日本語は重要なツールになる」と述べた。
 第二部では阿部氏が「ご縁を大切に~コミュニティーの再構築~」と題し講話した。
 同氏のホテルは、災害後も宿泊者に食事などを提供し続けた。電気は被災の2カ月後、水は4カ月後に開通。復旧前は雨が降ったら桶を置いて確保し、川で洗濯し、「まるで発展途上国のようだった」と振り返った。
 無事だった人々が再会し始めると、「一人亡くなっただけでよかった」「遺体が見つかっただけでいい」などが日常会話になったという。
 南三陸町では、海辺の人の犠牲者が少なかった。チリ地震の際の経験が子や孫に伝えられていると分析し、「親の教えが大事」と述べた。

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