官公庁は27日、2019年の仕事納め式を開き、一年間の業務を締めくくった。石垣市は午後4時から、市役所会議室で職員を集めて仕事納め式を開いた。中山義隆市長は、今年の入域観光客数が初めて140万人に達する見込みであることを明らかにし「観光客、市民の満足度を高め、石垣でしか味わえない魅力を宣伝する。地消地産による地域内経済循環の拡大を図るなど、量から質への転換が求められる」と強調した。
その上で「世界中の旅行者から注目される石垣ブランドの確立に取り組む」と意気込んだ。
今年の主な出来事を振り返り、新庁舎建設については「2021年度の供用開始を目指し、現庁舎も跡地利用基本計画の策定に取り組む」と述べた。
市税徴収率が過去最高の97.4%に伸びたことに触れ「財源確保はもちろん、税負担の公正公平を期す観点から意義深い」と述べた。
八重山食肉センターを国際的な衛生管理基準HACCP(ハサップ)に対応させることや、子ども子育て支援事業計画の策定などの政策を進めてきたことも報告した。
新年へ向け「職員の力を借り、さらなる市民の福祉向上を目指して共に頑張りたい」と呼び掛けた。
職員の投票をもとにした石垣市の今年の漢字に「新」を選んだことも発表。川満誠一副市長が職員の前で紙に書いた。新元号「令和」の始まり、新副市長の就任、新庁舎起工式、結い心センターなどの新施設オープン、市出身の嘉弥真新也投手(ソフトバンクホークス)の侍ジャパン初選出などにちなんだ。