23日に那覇市の県総合福祉センターで開催された、ひとり親家庭の安定した生活の実現を目指す「第51回沖縄県母子寡婦福祉大会」(主催・公益社団法人母子寡婦福祉連合会)で、石垣市ひとり親家庭福祉会の宮城佳織さん(43)=石垣市平得=が母子家庭激励賞を受賞した。
宮城さんは2016年度に石垣市で行われた家庭生活支援員養成講習会を受講し、母子・父子家庭をサポートする同支援員の資格を取得。
17年からの3年間、休日を活用して就労支援講習会での保育サポーターとして託児に関わり、多くのひとり親家庭保護者の就労支援と自立に大きく貢献した。
市ひとり親家庭福祉会(丸山さい子会長)はその積極的な参加・協力と健全な家庭づくりへの努力を評価し、激励賞に推薦、見事、受賞者16人の1人に選ばれた。
29日、同福祉会であった受賞報告会で、宮城さんは「同じ境遇の方の力になれたらとってもうれしい。自分自身も会を含めて周りに支えられ幸運だと思う。これを励みに頑張っていきたい」と笑顔を見せた。
丸山会長は「貴重な時間を活動に充てるのは大変だったと思う。大きく寄与してくれた」と感謝し、「(同福祉会の)会員は105人で、(石垣市の対象者の)1割ほどしか加入していない現状」と会がさらに活用されることを願った。
同福祉会はひとり親家庭の自立や就業に向け、無料講座で資格や技能を取得できるなどのサポートを行っている。問い合わせは同福祉会℡87・5885まで。