災害対処ノウハウ伝授 与那国中で初の防災教育 陸自石垣出張所

自衛隊員からAEDを使った心肺蘇生法を教わる生徒(自衛隊沖縄地方協力本部石垣出張所提供)

 自衛隊沖縄地方協力本部石垣出張所(岡本知力羅所長)はこのほど、自衛隊の災害対処のノウハウを提供し、子どもたちが自ら災害について考え行動するきっかけを作る「自衛隊防災教育」を与那国町立与那国中学校(寺村有美恵校長)で行なった。全生徒31人と教職員11人が参加し、止血法やけが人の運搬方法、AEDを使った心肺蘇生法など、実践で役立つテクニックをプロから学んだ。

 防災教育では東日本大震災の様子や自衛隊の災害派遣での活動を紹介し、与那国町で予想される災害と災害時に行うべきことについて解説した。
 その上で、「災害の時に役立つテクニック」として①タオルを使って簡単に実践できる止血法②ロープの結び方③けが人の運搬方法―を伝授。
 今回は与那国駐屯地の衛生隊員の協力を得て、AEDの操作法と心肺蘇生法も初めて教えた。
 参加者は「心臓マッサージなど焦らずに、もしもの時に備えてできるようにしたい」(1年女子)、「自衛隊は大変だけど、誰かのためになっているという事を改めて実感できた」(3年女子)、「実際に起きる災害を想定した実習でとても良かった」(職員)と実感していた。
 終了後にはアンケートも実施し、「自分で自分を守ることの重要性について理解できましたか」との問いに「よく理解できた」との回答は90%、「今回の教育は有意義なものでしたか」と問いに「とても有意義だった」との回答は95%、「災害の時、自衛隊は頼れる存在だと思うか」との問いに「とても頼れる存在」との回答は100%だった。
 岡本所長は「この教育が、子どもたちが災害について考えるきっかけとなれば幸い。今後もこうしたかたちで地域に貢献していければと思う」と話した。
 石垣出張所による教育は2018年から実施。これまで与那国町立久部良中、竹富町立大原中、同西表小中で行なっており、今回で4回目。

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