県が採捕停止命令 最盛期の水揚げに影響 クロマグロ漁

クロマグロの水揚げが続く八重山漁協=17日、同漁協

 沖縄県は17日夕、クロマグロ漁で県内割当量の95%(約107・8㌧)に達したため、採捕停止命令を告示した。県内各漁協に連絡した。初の停止命令となる。今季八重山のクロマグロ漁はピークに達する勢いだが、これにより21日以降は漁港への水揚げもできなくなる。

 同日は八重山だけでも水揚げは3㌧200㌔あり(みちたけ丸の11本は未水揚げ)、沖縄本島で5・6㌧以上の水揚げがあったため、採捕停止命令発令の要件である95%をオーバーした。八重山漁協では、天心丸、宏徳丸、大喜丸、覚佳丸、第8みちたけ丸と、続々、クロマグロを獲った漁船が入港して、岸壁は活気にあふれた。また、入港前の第8源丸、第一善幸丸、勝丸がクロマグロを13本保管しており、入港した船の28本を加えると41本となる。
 この日、11本のクロマグロを水揚げした第8みちたけ丸船長の玉城浩平氏(32)は「これからクロマグロがピークを迎えるタイミングでの停止命令は実に残念だが、資源管理も大切だ。獲らない分、産卵で増えるのを期待したい」と話していた。
 同漁協の友利邦明課長は「今後、キハダマグロの仕掛けにかかったクロマグロは、糸を切らなければならないことになっている。ただ、釣り糸にかかって死んだクロマグロを海に捨てれば、サメの餌になり、生態系が狂うことにもなりかねない」と、対応方法に疑問を感じていると述べた。

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