文化振興と観光の拠点に 大原新庁舎内に建設へ 竹富町

文化振興・観光交流拠点整備事業基本計画策定委員会が開かれた=12日午後、竹富町役場仮庁舎ホール

 西表島大原の新庁舎内を拠点とした文化振興・観光拠点施設の建設に向けて意見交換する「第一回竹富町文化振興・観光交流拠点整備事業基本計画策定委員会(佐々木健志委員長)」が12日午後、竹富町役場仮庁舎で開かれた。メインテーマを「ナイン・アイランズ―私たちの物語―」と置き、竹富町の貴重な文化資源の保存と、町民や教育団体をはじめ、観光客や歴史ファンをターゲットにした観光活性化を狙う。着工時期や予算は未定。

 竹富町総合計画に基づいた同事業は竹富町教育委員会社会文化課が㈱丹青社(本社東京都)に基本構想計画策定業務を委託して行う。新庁舎内に拠点施設を常設し、9つの島々にもそれぞれデジタルを活用したサテライト(小型)展示を設置予定。
 委員会では同社が作成した基本計画について、博物館学芸員の佐々木委員長や島村賢正竹富町史編集委員など、15人の学識経験者や関係団体を含む委員が意見を交わした。
 屋宜靖町商工会長は「デジタルを活用した映像等はスマフォでいつでも見れる時代。実在する文化遺産を見て価値を感じてもらうため、各島々の展示をいかに充実させるかが大事」と強調。
 詳細が確定しない中での基本計画策定について佐々木委員長は「本来は施設の規模や予算を確定してから展示内容や運営体制を詰めるべきだ」と指摘。
 これに対し同課は「同事業は大原庁舎の建設と並行して動いているため、現在は全てが調整段階。規模は約3550平米との案が出ているが、今後協議を重ねて決定する」と回答した。
 検討資料によると、拠点施設は民具や剥製、調査結果などの展示をはじめ教育普及や交流、発信の場とする。各島のサテライトはウェブや移動式のミュージアム、ミュージアムフェリーなど、多様で創造的な方法を用いた展示を予定している。
 資料や町民からの情報収集が重要な課題。佐事安弘教育長は「どの家や地域に資源があるかを把握して、データとして一覧表にまとめることが今できる優先事項では」と提案した。
 同基本計画は来年3月までの計4回を予定しており、次回開催は12月。
 西大舛髙旬町長は「竹富町の長い歴史と文化を後世に継承するための交流拠点を作りたい。皆さんの意見を聞き、早いうちに取り掛かかりたい」と期待を込めてあいさつした。

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