八重山圏域の特産品を販売する「八重山の産業まつり」(主催・八重山地区商工会広域連携協議会)が5日午前、マックスバリューやいま店駐車場の特設会場で始まった。「やいまむん使って贈って笑顔の輪」をテーマに特産品や工芸品などを販売する22店舗が出展し、地元産品の魅力をPRした。同会場での実施は初めて。6日は午前10時から午後5時まで。
同産業まつりは消費喚起と経済活性化を目的に、八重山3市町で生産された商品を販売し、地元住民や観光客に商品を広くPRする総合産業イベント。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、感染対策を施して規模を縮小して2年ぶりの開催となった。
地元産品のほか、東日本大震災の復興支援の一環として福島県の特産品販売も行われ、4人の県庁職員が来島し、「喜多方ラーメン(500円・税込)」や日本酒などを販売している。
開催に先立ち行われたセレモニーでは青空の下、八重山3市町の首長や商工会長でテープカットが行われた。
主催者を代表して同協議会の大濵達也会長は「観光業を中心に多大な影響を受けている。日頃からやいまむんへのご理解とご愛顧をいただき、地域産業への発展のために尽力された関係者の皆さまに感謝したい」とあいさつ。
玉城デニー知事(代読・曽根淳県八重山事務所長)は「八重山の特産品の魅力や地元企業の活力ある取り組みに触れることにより八重山の県産品への愛着が深まることを願っています」と述べた。
中山義隆石垣市長は「産業まつりでは魅力あふれる優れた製品を紹介している。地元産品の良さを改めて認識し、地産地消に協力いただきたい」と呼び掛けた。
ブースでは宿泊事業者と出展事業者の相互の情報交流・マッチングブース「果報庭」も設けられた。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から会場内での試食などは禁止とされ、入場には参加者カードの提出や感染防止対策の協力を求めている。