保育園、無症状なら「登園可能」 要請効果「注視していく」 玉城知事

玉城デニー知事は28日、県新型コロナウイルス感染症対策本部会議終了後、県庁で記者会見を開き、保育園で勤務する職員や園児を対象にする保育PCR検査に遅れが出ており、待機期間が長くなる可能性があることから無症状であれば検査結果を待たずに登園可能とする方向であることを明らかにした。
県は従来、保育園内で感染者と接触があった人を対象にPCR検査を実施。保育園の職員や園児の感染が急増している状況で検査を要望する人も増加したことで検査に時間を要するため対応を変更した。県の糸数公保健医療部長は「無症状であれば、感染の拡大にあまりつながらない。症状がある人を検査で診断することを優先する考え」だと述べた。来週にも新たな方針を示すとしている。
また、入院待機ステーションの拡充を図るため、国から応援の看護師30人が8月1日から最大30人派遣されることや看護師の募集を行い、医療機関の負担軽減に取り組むとした。
玉城知事は会見で現在、県民へ要請している対策の効果を問われ、「効果が出るのは日数を要する。街における人通りや飲食店における利用人数など要請を受け止めている県民もいる。このような日々の取り組みを重ねてもらい、数字の変化に注視していく」と述べた。まん延防止等重点措置などの強い行動制限の可能性について問われると「従来の重点措置などの行動制限などの更なる対策を求める意見もあるが、効果が上がるのかどうか、非常に様々な意見がある」と慎重な姿勢を見せた。

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