邪気払い イタシキバラ 獅子勇壮、無病息災願う

「イタシキバラ」で勇壮な獅子舞が披露された=13日、崎原公園

 邪気を払い地域住民の無病息災を祈願する伝統行事「イタシキバラ」が旧盆明けの13日夜、市内の各地区で行われた。イタシキバラは毎年旧盆送り日の翌日に行われ、祖霊と共に来訪した無縁仏を払い、地域住民の無病息災を願う伝統行事。本来は獅子が家々を周り、太鼓や獅子舞でにぎやかに行われるが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して行われた地域もあった。

 このうち大浜地区では午後5時から公民館役員や獅子・棒保存会の関係者らが公民館に集合し、獅子に献酒や供え物をする「獅子おこし」を行った。大浜公民館の長浜信夫館長が獅子願詞(ニンガイフッ)を読み上げ、當山喜之師匠から順に神酒、清め塩、こんぶを回す獅子さんだいで儀式の無事を祈願した。
 午後6時半からは崎原公園で伝統のイタシキバラを開催。事前に告知はしていなかったものの、子どもや家族連れなど地域住民が大勢集まった。
 初めに、伝統文化や技術継承の機会として参加している大浜小学校6年生28人が子ども獅子を発表。その後は大人がシチガチニンブチャー、ナナチンガ二太鼓を披露し、最後に大浜獅子棒・保存会(田盛英伸会長)による獅子舞が勇壮な舞を見せ、迫力ある獅子の踊りに観客を沸き上がらせた。例年獅子が突進し、次々に子どもの頭をかんでいくが、ことしは控え目に行われた。
 獅子舞が終わると、大浜地区内の新築の家など5軒の家々を訪問し、ナナチンガ二太鼓、獅子舞を踊り、家内安全と厄除けを祈願した。
 獅子おこしの席で長浜館長は「送り盆でご先祖様は送ったが、まだ帰られない霊が部落の中をさまよっている。大浜地域内の無病息災・安寧な地域になることを願い、それぞれの家庭で平穏な生活が送れるように願いを込めて行いたい」とあいさつした。
 新型コロナ対策で会場内の距離を広げ、家々の訪問時は内容を短縮するなどして行われた。

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