八重山高校ダンス部第4回発表会「Jam―Pvol・4」(主催・八重山高等学校ダンス部父母会)が24日夜、石垣市民会館大ホールで開催された。コロナ禍の影響で中止していたが、3年ぶりの開催となった。今回の発表会は、八重高ダンス部、結成10周年の記念イベントであると共に、今年1月に行われた「沖縄県ダンスフェスティバル」で1位となった凱旋公演となった。
HIP・HOP、HOUSE、KーPOP、LOCKなど、色とりどりのジャンルの音楽に合わせ、ダンスを披露した。Tik・Tokメドレーでは、さまざまな年代の曲に合わせて踊り、どの世代でも楽しめるコンテンツで、観客を喜ばせた。
今月卒業した3年生は、BabeXX OBとして9人が参加し、八重高生としての最後のダンスを披露した。メンバーはクールな曲調の音楽に合わせ、10分間を楽しんだ。
後半、ダンス部は、「沖縄県ダンスフェスティバル」で1位となった際のダンス「人生をかけた挑戦」を披露。臨場感ある曲に合わせて踊るダンスは、未来を自分たちで切り開いていく気持ちが込められていて、会場は感動に包まれた。
友情出演として、同高のカラーガード部や、郷土芸能部も演舞を披露し、司会は放送研究部が担当した。
I・V・Dは、ダンス部の外部コーチや八重高ダンス部のOBなどのグループで、演舞中、ブレイクダンスを披露すると会場は大いに盛り上がった。
保護者代表の中村美樹さんは冒頭、「開催できることを喜びに感じています。(メンバーたちは)このJam―Pの舞台に立つことに憧れ、今日まで走り続けてきた。ぜひ名前を呼んで、応援してあげてください」と涙ながらにあいさつした。
ダンス部の中村碧部長は「楽しい時間はあっという間だなと感じている。全ての人のサポートがあって開催できていることを実感している」と感謝を述べた。
エンディングでは、今回のイベントに参加したメンバー全員でダンスを踊り、大歓声の中、幕を閉じた。
「沖縄県ダンスフェスティバル」で1位となったダンス部は、今年8月に神戸で開催される「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」を控えている。